「阿部さん、エアコンが凄い音立てるんで買い換える」と、8年前にエアコンをご購入いただいたお客様からご相談。
三菱電機 MSZ-JXV401S-W(2011年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。
え?まだ8年ですよ?霧ヶ峰やし、もったいない...
状況を見にお伺いすると、ハツリ機で壁を削っている様なもの凄い振動で、大声で喋らないとお客様の声が聞こえないくらい・・・(・_・;)
なんだなんだ??? ファンの羽根が折れて、バランスが崩れたのかな? と思って、ファンを覗き込んで見るも、異常なし...
手で軽く回してみても、異音もまったくなし。。。
どうしよう...お客様は買い換えるつもりですが、いや8年ですよ...
買い換える場合の大まかな費用、修理する場合の大まかな費用をご説明させていただいたところ、「治るんだったら阿部さんに任せる」とご依頼いただきました。
どちらにしろ、一度外して分解しないと原因が分かりません。
どうせ外して分解するなら、洗浄もしましょうかという事で、持ち帰りました。
まずは原因を探るため、分解していきます。
振動が出る場合のほとんどが、ファンかファン周りの不具合が原因です。
ファンとモーターを繋いでいる軸受が何か変です...(p_-)
うわぁ...軸受のゴムの部分がスッポリ取れてしまっていますね。
阿部はこの仕事始めて20年ですけど、初めて見ました。
FB友さんの中で修理をよくされる方々は、「アルアルです。」と言っていました...それ三菱じゃないですよね(^_^;)
まぁここが外れると、それはもの凄い振動が起こるのがよく解りますね。
モーターも怪しいかな?と思って点検してみましたが、異常なし。
取り急ぎ、破損しているファンを部品取り寄せします。
部品が到着するまでに、洗浄をしておきます。
いつもの様に、室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
破損したファンは処分。
新しいファンに取り換えます。
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
ここ数日、急に気温が低くなって、電気ヒーターで過ごされていたお客様。
「早いこと治してもらってありがとう。やっぱり小さなヒーターではいかん。エアコンがええなぁ。キレイに洗ってもろたし、助かりました。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
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