いつもお世話になっているマンションのオーナーさんのご依頼で、エアコンの新設工事にお伺いしてきました。
三菱電機製 MSZ-GV2816-W 霧ヶ峰汎用タイプをご用名いただきました。
※すみません。カメラの調子が悪くて、すべての写真左下に掛けて黒い影が映っています<(_ _)>
こちらのマンション、入居者が入れ替わる度に、エアコンが付いていない部屋へ新設していっています。
特殊な工事になるので、基本的に入居前に工事させていただいていますが、今回は入居を急がれたのか、既にお引越しされていて、入居者様立ち会いのもとでの施工となりました。
室内はこんな感じです。向こう側に見えるのがベランダです。
この部屋はキッチンになっていて、もともとはエアコンを設置する構造にはなっていません。
入れ替わり時にリフォームをする訳ですが、その時に点検口・専用コンセント・ドレンが仕込まれています。
毎回、これを利用してエアコンを取付けています。
このドレンの立ち上がり。業者さんがその時の気分で位置が部屋によって違います(^_^;)
今回も、「もうちょっと壁側に付けてくれたらいいのに」とか、「このまま立ち上がると警報用押ボタンに当たるのに」とかツッコミどころ満載ですが、黙ってこれを利用します。(←黙ってないし)
この点検口はですね、、、
開けるとこんな感じになっていまして、ベランダ側まで真っ直ぐ塩ビ管を入れてくれています。
天井フトコロが10cmくらいしかないので、毎回苦労します...
先ほどの塩ビ管は、ベランダ側のここへ出てくる仕組みです。
では、配管を入れていきます。
お引越し荷物がいっぱいで、足元を避けながらのキツイ作業です。
なんとか配管が通ると、今度は天井面へ穴開け。
背面板とスリムダクトを取付けていきます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
ドレンは断熱ソフトドレンを使って、既存のドレン管へ接続します。
ベランダ側の横引き配管も、スリムダクトで化粧仕上げ。
室外機を天井吊りにするため、コンクリート用アンカーを打ちます。
天井吊り金具を取付けて、室外機を乗せます。
配管を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。
ベランダ周りはこんな感じで完成。
室外機のドレンもしっかりと立ち下げました。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
室内側はこんな感じです。
室内なのにMDダクトを使ってない理由は、このマンションすべてこの仕様で施工しているのと、SDダクトの方がしっかりと取付けることができるため、不特定数入れ替わる賃貸には、耐久性の面でSDダクトが有効だと考えています。
今回入居された方はご高齢で、「わたしはエアコン好きじゃないけん、あんまり使わんのよ。お客さんが来るときくらいかねぇ。」って言われてましたけど、ここ夏場の西日が厳しいんでぜひ使っていただきたいですね(^_^;)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
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