デイサービスセンター様の一室で、エアコンが効かないとの事で修理依頼をいただき、お急ぎの様でしたから、他の現場終了後、夕方から取り急ぎお伺いしていました。
三菱電機 霧ヶ峰 2007年製です。
「9年経っているんで、もう買い替えですかね?」
いやいや、霧ヶ峰はそんなにヤワじゃありませんから(^_^;)
運転して風は出ますが、温度が上がりません。
室外機の方を確認してみます。
ファンも回転していて、コンプレッサーの運転音も聞こえます。
バルブカバーを外して見ると...
バルブ周りがオイルだらけでベトベトになっています。
ガス漏れ確定ですね。施工不良です。
大体の修理代をお見積りさせていただき、この日はフロンガスを積んでいなかったため、後日お伺いさせていただく事に。
という訳で本日、修理にお伺いしてきました。
とりあえず冷房運転を行い、フロンガスがどのくらい残っているか確認します。
液側配管に霜が付き始めました。
ガス不足の時に起こる現象です。
ガス圧が低いですね。
ガスの種類がR410Aですから、冷房運転時は0.60~0.98MPaの範囲でなければなりません。
全く残っていない訳ではないので、残ガスはポンプダウンして室外機側へ回収します。
明らかに室外機の接続口から漏れているのは確認していますが、そこが漏れているなら室内機側の接続箇所も怪しいです。
きちんと調べて異常がなくても、フレアの再加工は行っておきます。
これは修理後の保証を、自信を持って当社が行うためです。
オイルでベトベトだった室外機側。
フレア再加工を行って...
トルクレンチを使って規定トルクで締め付けます。
カットしたフレア部分です。
大きなキズが見えますね。
あと、きれいにフレア加工ができてないため、密着ムラが見えます。
フレア内面はパッキンの役目も担っていますから、ここがキレイな鏡面でないとガス漏れが起こります。
いわゆる施工不良です。
配管接続が完了するとしっかりと真空引きを行い、配管内部を真空乾燥させます。
真空引き完了後、冷房運転し、様子を見ながらフロンガスを追加充填します。
規定圧まで充填完了です。
冷房運転の吹出温度良好です。
暖房運転の吹出温度もしっかりと測定。
異常なしです。
また今日から暖かくお過ごしいただける様になりましたね(*^^*)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検を行うので、安心してお任せいただけます。
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