昨日・本日の2日間掛けて、マンションの一室に設置されているシステムマルチエアコンの取替工事にお伺いしてきました。
【三菱電機製システムマルチエアコン】
MXZ-682AS 室外機×1台・MLZ-RX562AS-IN 室内機×1台・MLZ-RX282AS-IN 室内機×1台・MSZ-222BXAS-IN 室内機×1台・MAC-D01PW 化粧パネル×2個・MAC-430PW ワイドパネル×2個
このマンション、以前にもこのBlogに掲載しましたが、今までにも数件他のお宅でも施工させていただいています。
口コミでご紹介いただいている様で、大変ありがたいです<(_ _)>
既存機は三菱重工(ビーバー)製で、天井カセット形1方向吹き出しタイプの室内機×2台、壁掛形×1台、室外機×1台のマルチエアコンです。
タイマーランプ点滅で、電気系統の不良でした。
部品は既にメーカーに無いため、システムごと取替えとなります。
以前の工事同様、室内機~室外機の操作ケーブルが使えません。
手前が既存ケーブル、奥側が通常エアコンに使用するケーブルです。
ご覧の通り、太さも違えば、本数も違いますね。
屋内用警報用ケーブル0.9mm×2芯。
当時のビーバー製品は、室外機との通信は高負荷にならないため、細いケーブルでもOKだったんです。
現在、各メーカーから発売されているエアコンは、写真下側の「2.0mm×3芯」でなければなりません。
と言う事で、今回も既存の配管は流用しますが、ケーブルは入替えとなります。
まずは既存室内機を撤去。
この開口部を利用して、新しくケーブルを通していきます。
高さ30cmしか無いので、頭が入る程度のスペースで作業します(+_+)
奥の部屋までには数カ所の梁を貫通しているのですが、点検口が無いところはダウンライトを外して点検口代わりにして見たり・・・
ユニットバスの点検口も利用して、ケーブルを通していきます。
ベランダ側へは、予備配管のための貫通穴を利用して通します。
3系統のケーブルが無事貫通です(^^)v
室外機までの立ち下げは、モールダクトを使って美観仕上げにします。
エアコン取付けに掛かります。
既存冷媒配管流用なので、配管内部の残留オイルを追い出すため、窒素ガスで配管内をブローします。
一系統づつ、しっかりとブローします。
室内機を吊る吊りボルトの位置が違うため、新たにアンカーを打ち直します。
既存のドレン管はVP25の塩ビ管なので、安心して流用。
冷媒配管のフレア加工を行い、吊り込みの準備を進めます。
室内機を吊り込みます。
冷媒配管を、トルクレンチを使って適正トルクで締め付けます。
ケーブルとドレン管を接続して、パネルを取付けます。
壁掛けタイプの設置はこんな感じです。
相変わらずの右側ドレンでやりにくいです。。。
室外機への配管接続が完了すると、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行なって、異常がない事を確認してお引き渡しです。
今回は慣れたせいか、今までより早く、2日掛かっていたところが1日半で完了できました。
まだちょっと朝晩冷え込む季節ですから、早めに取替えができて良かったです。
三菱電機製エアコンは、本体が1年保証・冷媒回路が5年間の保証が付いていますが、「延長保証が欲しい」方には10年延長保証をお奨めしております。
今回もご説明させていただき、10年延長保証をご依頼いただきました<(_ _)>
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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