この時期になって来ると、毎年増えるのが「エアコンのガス補充依頼」。
先週から大量にお電話頂きますが、アベ冷熱技研施工以外の修理は一週間程度お待ち頂きます。
ほとんどの方が、予定日数をお伝えすると「他を当ります」と諦められますが、今回は外国人の方で「一週間でも待ちます」との事でしたので、一週間後の本日お伺いしてきました。
もちろん、自分は英語しゃべれませんから、間に通訳の方がいらっしゃいます(^_^;)
取付け方を見た瞬間、プロの工事じゃないと判りました。
室内機下部はきちんと掛かっていないため、地震が起これば落ちます。。。
室外機へ接続されている配管の取り回しも、結構乱雑。
プラロックは無し。
どこの業者が施工したのかお聞きすると、「リサイクルショップで購入したら、そこの人が取付けてくれた」と。。。
運転して見ると、コンプレッサーも起動しますが冷風は出ません。
室外機バルブ付近が湿っていたので、気になってバルブキャップを回すと、簡単に手で回りました。。。
きちんと締めていなかったため、ここから少量づつ漏れたんでしょう。
バルブのところには、オイルが溜まっていました。
修理料金をご説明し、既に12年目になるこのエアコンを修理しても、デメリットの方が多い事をお伝えしましたが、「それでも構わない」との事でしたので、修理に掛かります。
配管接続部のフレアもすべて加工しなおしますので、室内機側も触ります。
あらあら、ドレンホースが右側から出ています。。。
素人工事も甚だしい。
結局、テープも全部剥いでやり直しです。
フレアを再加工し接続、しっかり断熱します。
室外機側も接続しなおし、電動真空ポンプを使って、しっかりと配管内部を真空乾燥させます。
試運転開始。
様子を見ながら、フロンガスを充填していきます。
今回の使用ガスは、旧冷媒「R22」。
R22の在庫量が減ってきましたが、補充するかどうか悩みどころですねぇ。
規定圧力まで上昇し、冷風が出る様になったのを確認して作業終了。
間に通訳さんを交えて、「なぜ冷えないか」「年式が古いため、ガスを入れても翌日故障するかも知れない」「フレア加工の重要性」など、専門用語を交えながらいろんなお話をさせていただきましたが、通訳さんも考え込みながらも、しっかりと理解していただきました。
英語もしゃべれたらいいんですけどねぇ。。。
アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工で、環境に配慮した施工・修理を心掛けています。
お気軽にご相談ください。
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これっておそらくリサイクルショップに配管も取り付けたまま売っているやつですね。
たぶんフレアもそのままいじらずに付けているかも・・・
素人が外して持ち込んでくる場合もあるみたいなのでもしかしたら最初から入っていないこともあるかもしれませんね。
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Shun.Mさん、コメントありがとうございます。
確かに室内機側の配管は、繋いだまま取付けた感じでした。
室外機側のフレアはキレイでしたし、そこから漏れた形跡はありませんでした。
取付けた当初は冷えてた見たいなので、やっぱりバルブキャップから漏れた感じです。
どちらにしろ施工不良なんで、ホントは施工者が責任取らないといけないんですけど。。。(^_^;)