「洗面所のコンセントが使えないんで見てほしい」とご依頼いただき、夕方から点検にお伺いしました。
最初、「ブレーカーだろう」と安易に考えていましたが、ブレーカー異常なし。
その後、洗面所付近のコンセントを全部外して点検するも、原因が解からず。。。
壁の中で突然ケーブルが切れる訳ないし。
後は天井裏を見てみるしかないなと、天井裏へ。
この洗面所、2階にあるので天井裏に入れるんです。
ちょうど洗面所の上辺りで、リングスリーブを使ったジョイント箇所を発見。
絶縁キャップを外して、配線を引っ張ると・・・ スポッと抜けました。。。(*_*)
はぁ???
圧着されたリングスリーブを良く見てみると、圧着工具で圧着されていません。
2本の圧着跡から推察すると、圧着機能付き電工ペンチを使った様です。
これでは完璧な圧着接続ができないため、接続本数が多い場合、中の方の配線が緩んで抜けてしまいます。
ここは切断し、圧着工具を使って直します。
圧着工具で圧着されると、リングスリーブに刻印が入ります。
今回は「大」のリングスリーブを使用したので、「大」の刻印が入りました。
絶縁テープで絶縁処理をして修理完了です。
洗面所のコンセントは使えるようになりましたが、このお宅、いったい何箇所この様な接続箇所があるんでしょう?
今回は点検できる場所で見つかったから良かったものの、1階の天井裏だったらどうしようもできませんから。。。
お聞きすると、施工された電気工事屋さんは辞められたそうです。
もし何かあった時の責任はどうなるんでしょう。。。
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��つの束にスリーブが複数個ある時点で「ん?」と思いました。
「ペンチじゃ心配だから、いくつも付ければ大丈夫だろ!」という感じでしょうか。
でも後ろに見える圧着部はしっかり絶縁付きのスリーブを使ってるし…。
��人の工事士が施工した感じじゃないと思います。
それにしても、2階の天井裏で本当によかったですね。
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たつやさん、コメントありがとうございます。
スリーブが複数個圧着されているのは、「中」のスリーブで圧着されているため、接続本数に対して「中」では入りきらなかったためだと思います。
たぶん、「大」のスリーブも圧着ペンチも手元に無かったんでしょう。。。
「絶縁付きのスリーブを使ってるし…」と書かれていますが、これはスリーブの上に被せる絶縁キャップ(トーメーキャップ)です↓
http://www.obu-kawaguchi.co.jp/product/cap/cap.files/frame.htm
いちいちテープを巻かなくても絶縁できるので、当社でも使っています。
しかしこの工事屋さん、他のお宅でもやっていそうで、ちょっと怖いですねぇ。。。
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まさかリングスリーブが、弱電用の工具で圧着されてるとは!リングスリーブは必ず黄色い柄の工具で圧着します。僕自身も経験しましたが、筆記試験で、赤い柄や青い柄や緑の柄の工具とリングスリーブの組み合わせが出題されますが、これは間違っています。正しい物を問う場合はこれ以外、誤っている物を問う際は、これが正解になります。僕が受験したのは平成21年度で、誤っている物を問ってましたので、こちらを選択し、結果的に筆記・実技とも一発で合格しました。赤い柄の工具は裸圧着端子用、青や緑の柄の物は絶縁端子・絶縁被覆付閉端接続子用で、歯口も明らかに違いますので、一目でわかります。
電気屋であろう物が工具と材料の組み合わせを間違えるなんて持っての外です。あと、黄色いキャップを使用するより、絶縁テープを巻いた方が確実です。
洗面所のコンセントの位置も水道の近くで、漏電する危険性があり、水道からある程度距離を取るべきです!平成10年頃から、差込型コネクタが登場しましたが、施工方法によっては電気火災を伴いますので、リングスリーブで接続するのがもっとも確実と言えます。僕は、試験では使用しましたが、実際の工事では、今の所リングスリーブしか使用した事がありません。最近ではホームセンターに電気工事の方法が表示され、素人工事が増加し、電気火災の話に、呆れます。
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唯and梓さん、コメントありがとうございます<(_ _)>
以前にもこのBlogで、ホームセンターで販売されている配線器具のことを書きましたが、有資格者しか扱えない器具を販売する際には、taspoの様に資格証の提示を求める様にすればいいんですよね。
ホント危険です。
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お客様の家で、照明器具がつかない
旦那にもぐってもらうと
すごいことに…
でも、他の人の配線って
どう引っ張っているかわからないから
大変です。
大工さんはわかるけど、工事やさんは知らない場合が多く
家の旦那が見るようになります。
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さ行のママさん、コメントありがとうございます。
自分の自宅は、自分で電気工事しました。
建築の下請け業者さんにお願いしようとも思ったんですが、やっぱり後で配線のやり替えしたい時に、他人が施工した配線ではさっぱり解りませんからね。
特に住宅の場合、配線図なんて無いですから。
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家も、自宅は旦那が勤めの合間を縫って配線
だから、コンセントやSWの増設がやりやすいです。
引き込みからメーター・分電盤まではすべて、
隠蔽配線で…
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さ行のママさん、ごめんなさい。
「お客様の家」だったんですね。
よぉ~く読んでないのがバレバレでした(^_^;)
以後、気を付けます<(_ _)>
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写真の形は、昭和57年以前の工具で圧着された模様です。実際平成6年に改装した我が家でも、ごく一部は、現在の工具で施工されてましたが、大半は、写真の形でした。他にも平成2年に改装した我が家の離れは、全てこの形でした。試験でこの形で圧着すると、重大欠陥となり、不合格となります。写真のコンセントは、フルカラー器具でしかも、モダンプレートが使用されてますので、平成4年以降に施工されたかと思います。しかし、電気工事士は、5年置きに保安講習を受けなければならないので、昭和63年以降は、現在の工具で圧着されているはずですが。ひょっとして、この電気屋は、保安講習を怠ったのかもしれません。私自身、電気工事士の資格を持ちますが、平成21年に取得し、2年経っているので、3年後は保安講習を受けるつもりです。
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通り人さん、コメントありがとうございます。
電気工事士定期講習はこの事でしょうか↓
http://techabe.blog10.fc2.com/blog-entry-772.html
第一種電気工事士の免状保持者は、電気工事士法第4条の3の規定によって、免状の交付を受けた日、または前回の定期講習を受けた日から5年以内ごとに、経済産業大臣の指定する者が行う自家用電気工作物の保安に関する講習を受けなければなりませんが、第一種資格以外(二種等)にはありません。
この講習もテキストを読み上げるだけなので、あまり意味ないかもです(^_^;)
事故事例の紹介もありますが、ほとんど高圧作業の事例ですね。
当時は資格すら持っていない方が、多くいらっしゃったと聞きます。
今考えると恐ろしい話ですよね。
資格の規制緩和が進んでいる様ですが、基本的なところはしっかりと規制していただきたいものです。