2025年2月19日水曜日

築44年の賃貸マンションの一室でリフォームに伴う電気設備改修工事

先月中旬から取り掛かっていた、賃貸マンションの一室をリフォームするための電気工事が完了しました。

築44年になる賃貸マンションの一室です。
毎回オーナー様から、建築とは分離発注でご依頼いただいています。
分離発注ですが、建築屋さんと工程のやり取りをしながら改修工事を進めていきます。

和室は洋室へリフォームされます。
スイッチやコンセントはすべて取替えます。
エアコンは先日のBlogで書きましたね。

他の部屋にもエアコンが付く様に配管穴がありますが、専用コンセントが無いため増設しなければなりません。

まずは建築屋さんが解体工事に入った後、コンセント増設に入ります。
普通「ここは通らんやろ」という所も、壁を開口すればなんとか通ります。
なんとかです。かなり大変ですけど...
壁クロスを貼り替えるので、大工さんには「どこ開口してもええよ。塞いであげるけん。」と言ってもらってるので、心置きなく開口します。

ほんと、なんとか通りました。

分電盤のところもなかなか大変です...
大工さんが後から大変なので、できるだけ開口箇所を少なく。

ダウンライトの開口部も利用しますが、天井から壁に落とし込む部分はどうにもなりません。

開口部を下から覗くとこんな感じです。
こんなところ通していいのか?という所を通すしかありませんから。

なんとかなんとか3回路引きました。

他にも、洗面所は鏡と洗面器しかなかったところに洗面台が座るので、ここにも100V電源が必要。
洗濯機のコンセントも位置が低いので、少し上に移動。

古い換気扇もすべて取替えます。
トイレの換気扇は、天井下地と天井ボードの間に挟まれる様に取付けられているので、外すのが地獄です...

全身に石膏ボードの切粉を浴びながら開口を広げます。

なんとか外れました... さっきから「なんとか」ばっかりですね...

この開口部を利用して配線作業を行います

トイレの照明と換気扇が1つのスイッチで同時に点く様になっているので、回路を分けて換気扇は遅れて消えるスイッチにします。
便座用のコンセントも位置を変更しました。

途中、建築屋さんがテレビのユニットの位置を変えてほしいとのご希望で、床を貼る前に配線を延長しておきました。

ここまでが先月の作業でした。
器具付けの日は、阿部の予定が空いていた日を建築屋さんに伝えていたので、それを目標に大工さんもクロス屋さんも頑張ってくれた様です。(ありがたいです)

クロスが新しくなって、部屋の雰囲気が見違えます。
古い分電盤を撤去して...

扉付きの新しい分電盤に取替えました。

コンセント類もすべて取替えて、電圧測定で異常なし。

テレビの受信レベルもきちっと測定して異常なし。

スイッチ類もコスモシリーズに取替えます。

凄いホコリまみれだった換気扇も新しく。

チャイム式だったものをカメラ付きドアホンへ。

照明器具はすべてLEDへ。

すべて点灯して、異常がない事を確認して工事完了です。
あとは設備屋さんが水回りの器具を取付けて、美装屋さんにきれいに仕上げてもらって完工ですね。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2025年2月18日火曜日

賃貸マンションのリフォームで一旦取外してエアコン分解洗浄

いつもの賃貸マンションでリフォーム工事が進んでいまして、壁クロスの貼替えが終わった様なので、分解洗浄していたエアコンの再取付けに行ってきました。

三菱電機 MSZ-GV2519-W(2019年製) スタンダードタイプです。

取外す前はこんな感じでした。
4年ほど前に当社で取替えたものです。
配管の取り回しがなんともいびつですが、いろいろと理由があってこの様な取付け方法にしていました。
丁寧に施工される同業者さんならご理解いただけると思います。

4年間、メインで使われていた様ですが、賃貸とは言えフィルターくらいは掃除して欲しいものです...

室内機も配管も取外しておきます。
はぃ。室内機はこのクロスが貼れていないところを隠すために、あの様な設置方法になっていました。
配管の取り回しは、数年後にリフォームする際に難なくきれいに仕上げるための施工方法でした。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

クロスが新しくなると気持ちがいいですね。

位置決めをして、背面板を設置。
MDダクトも取付けておきます。

室内機を取付けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

新品の様で気持ちがいいですね(^^)

この現場、まだ電気工事の方がボリュームがあるので、明日からも頑張ります。

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2025年2月17日月曜日

隠蔽配管のエアコンを10畳用から18畳用へ能力UPの取替工事

以前、他のお部屋でも取替工事をさせていただいたお客様から、リビングのエアコン取替工事をご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

三菱霧ヶ峰 Zシリーズ、お客様支給品です。
なぜ室内機の写真じゃないかとと言うのは、後ほど...

既存機はダイキン製の10畳用。
2002年製、23年目でまだ動いています。

こちらの間取り、リビングとダイニング、キッチンが繋がっていて、ダイニングには2方向吹出しの天井カセットタイプが設置されています。
こちらの天カセが故障で止まっているため、リビングの10畳用1台で広いスペースを賄っている状態でした。

今回、天カセはそのまま放置で、リビングの壁掛形の能力を18畳用にUPして、省エネタイプに取替えることになりました。

こちらのお宅、エアコンはすべて隠蔽配管になっています。
今回も隠蔽配管流用なので、配管サイズに応じた最大能力の18畳用で選定しました。

では作業に掛かります。
このエアコンは動くので、しっかりとポンプダウン運転を行って室外機を取外します。

外作業のついでに、新しい室外機を繋いでおきます。
配管が短いですが、何とか溶接延長しなくても接続できました。

室内へ戻って室内機を撤去。

能力が上がるため100Vコンセントから...

200Vコンセントへ取替えて、分電盤のところで電圧を切り替えました。

さて、室内機を箱から出そうと思ったら...
お客様支給品ではよくある光景です。
運送中に傷められる様ですが、もう少し丁寧に配達できませんかね?
壊れていても、傷が付いていても、当社は一切の責任は負いません。(今回、中身は無事でした)

位置決めをして、背面板を設置。
既存配管に新しいフレアナットを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

はぃ。すみません。室内機周りの完成写真を撮り忘れていた様で、新しい室内機の写真がありません...
最後にお客様とお話しながら取り扱い説明させていただいていたので、完全に忘れていました。せっかくZシリーズなのに...

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。