お昼から、エアコンの新設工事にお伺いしてきました。
以前の記事に、同じ様な内容を書いた記憶がありますが、今回の設置場所は「座敷」です。
本格的な和風建築の座敷には、壁掛形エアコンを設置できる壁がほとんどありません。
今回も、左側は「床の間」、室内機の裏は外部でなく「縁側」。
以前から、この部屋へエアコン設置のご相談をいただいていて、天井カセット形をお奨めしていたのですが、「見た目は気にしないから、普通のエアコンを付けて。」とご依頼いただきました。
お客様は「白色でええよ。」と言われましたが、ブラウン色を探したところ在庫が無く、9月生産仕上がりとの回答だったため、お客様の言う通りにさせていただきました(^_^;)
作業に掛かります。
土壁なので、スライド金具を使って背面板を取付けます。
穴開け開始。
土壁はもろいので慎重に開けます。
室内機と配管を接続していきます。
裏側はスリムダクトを使って横引き。
外部もスリムダクトで立ち下げ。
配管を接続して、電動真空ポンプで配管内を真空乾燥します。
真空引きを行っている間に、エアコン専用回路を増設します。
分電盤から座敷まで、新たに専用配線を行います。
蒸し風呂状態の天井裏を経由して、ケーブルを通していきます。
大きな梁や、竹組みが立ち上がっているので、かなり手間取りました。。。
コンセントは目立たない様に、床の間側の天井付近に取付けました。
作業が完了すると試運転を行い、異常が無いことを確認してお引き渡しです。
三菱電機 MSZ-AXV281S-W
ムーブアイ搭載の汎用機です。
「やっとこれでお客さんを迎えれる様になったわい。」と喜んでいただきました。
快適になってお客様との話が弾むといいですね(^^)v
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いつもブログを楽しく拝見させていただいております。じつは私も電気工事を仕事としています。そんな私から見てもアベさんの仕事ぶりにはとても頭がさがります。
どんなときでもお客様のことを考える姿勢にみならいたいと思います。
そんな私たちの会社もルームエアコンの工事などにも力を入れていこうと思っています。そこでご相談なのですが、電動現在真空ポンプをどれにするか悩んでいます。
お勧めの機種などありますでしょうか。またどれくらいの真空到達度が必要でしょうか。などなどアドバイスがありましたら教えて下さい。
こんなわたし達のような会社がエアコン工事することに不快感を覚えられるかもしれません。
しかしこれから技術、資格、実績をつみあげていきたいと思っています。
しっかりとした工事をするためにも1つ1つの正確な知識が必要だと考えています。無理で勝手で急なお願いですが教えていただけないでしょうか?
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お尋ね致します。
昔の造りの家なので、クーラー取り付けに手間どっているのですが、床の間の横の壁に配管パイプを取り付けるために、穴を開けると取り付け出来るとの事ですが、場所が場所です。神聖な床の間の壁に穴を開けていいものでしょうか?
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mitsumiさん、コメントありがとうございます。
本格的な和風建築の場合、欄間などがあってこの場所しか壁が無い事がほとんどです。
記事にも書いてありますが、アベ冷熱技研では、率先してこの様なお部屋に壁掛形エアコンをお奨めする事はありません。
この様なお部屋に最適なエアコンは、天井カセット形です。
http://techabe.blog10.fc2.com/blog-entry-124.html
壁掛形にするかしないかは、最終的にはお客様の判断です。
神聖な場所かそうでないかは、ご使用されている方の想いだと思います。
床の間を物置にされてる方もいらっしゃいますしね(^_^;)