おつもお世話になっている賃貸マンションのオーナー様のご依頼で、マンション居室のエアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2525-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

このマンション、いつもこのBlogにリフォーム工事として登場しているマンションです。
2週間前にも同じ様な記事を書きましたけど、いつもは入居者が退出したタイミングでリフォーム工事をしていますが、今回は長年入居されているお部屋を対象に、古いエアコンや換気扇を取替えて行こうという計画の2件目です。
既存機は三菱重工のビーバーエアコン。

年式は不明ですが、このマンションが築44年なので、この見た目からして40年近く経過していると思われます。
まだ動きますが、入居者さんは「古すぎて怖いんでコンセント抜いてます」と言われて、この暑いのにエアコン無しの生活をされていました...
とは言え、今日は風があるので窓を全開にしているとよく風が通るお部屋です。
では既存機を撤去していきます。


毎回、この塗料厚盛りの配管化粧カバーの取外しに手こずります...


はい。ダクトを新しいものに変えれば簡単ですけど、ダクトも気軽に交換できる様な価格じゃなくなってきましたので、毎回既存流用で。
特にビスのところにこれでもか!と言うくらい塗料を盛っているので、頭の血管が切れそうになります。


なんとかダクトを痛めることなく外れました。
カバーを開けるといつもの光景が。


配管穴はパテ埋めされていないので、ここが通気口になって配管がドス黒くなっています。
既存機の撤去完了です。
まぁこうなりますよね。

元々のコンセントの位置も悪いこともあって、縦に付いていたであろうコンセントを横向きに取付けてあります。


アース端子がないので、新しいアース端子付きコンセントへ取替えておきます。


いつもリフォームの際には室内機を上に上げて、コンセントを縦に取付けますが、今回はクロスの貼替えがないので、既存機と同じ取付け方にします。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りは、こんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


あと、浴室の換気扇が...


大変な事になっているので、取替えます。


湿気のある浴室ですから、鉄だとこうなりますよね。
40年前は鉄のボディしかなかったから仕方ありませんが。
ビスも鉄ですから、ビクともしません...


頭から錆の雨を浴びながらなんとか撤去。


新しい換気扇はボディが樹脂製で、湿気に強いものを。


こんな感じで完成。


それとスイッチ。浴室の照明と換気扇がひとつのスイッチで、換気扇は消し遅れになっています。
そもそも消し遅れスイッチは、トイレに使うものです。

スイッチをコスモシリーズに取替えて、照明と換気扇を分けました。
換気扇はタイマー式で、お好みの時間設定ができる様になっています。

次にトイレの換気扇。
こちらは故障して動きません。40年以上お疲れ様。


グリルを外してビスが見えるとホッとします。


このマンション、部屋によっては換気扇が石膏ボードの上にあって、ボードをカットしないと外れないところもあるので。
とは言え、簡単には外れないんです。
ツバ部分を起こして、、、


一旦、天井裏へ押し込んで、ダクトとケーブルを外します。


天井裏で向きを変えて取り出しました。


もう、取外す方が手間が掛かって大変なんです...
新しい換気扇を取付けます。
こちらは腐食する環境ではないので、鉄ボディのタイプで。

「わぁ。新しいのは気持ちがいいですね。暑い中、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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