いつもお世話になっている「洛彩SweetsFactory」さんのご依頼で、店舗に設置されているパッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 PLZ-ERMP63EZ スリムER天井カセット形パッケージエアコン 三相200V 2.5馬力タイプです。
ホント、、、洛彩さんで工事をする時は、かならず雨です...(^_^;)
工場長さんも「いやぁ、なんかスミマセン。いっつも雨で。」と、二人で笑いながらのスタートです。
既存機も三菱電機製です。
実はこれ、昨年洗浄させていただいたものですが、「15年以上経過してるんで、この夏に壊れたら阿部さんも忙しくてすぐに取替えもできんやろうけん、今のうちに取替えておきたいです。」とご依頼いただきました。
はぃ。まだ動いていますけど、もし真夏の繁忙期に故障するとすぐに取替えは無理です。
修理と言っても、メーカーも繁忙期はすぐには来てもらえません。
真夏に店舗内が40℃近くまで上がるとか想像してみてください。
まともに営業なんてできませんね。
計画的に取替える事は、いい経営判断だと思います。
室外機周りはこんな感じでした。
既存機は3馬力でしたが、店舗の広さからオーバースペックの様でしたので、省エネ性と価格面から、ワンランク落として2.5馬力をご提案させていただきました。
外部配管は、こんな感じでテープ巻き仕上げでした。
これ、化粧カバー付けたいなぁと思ったんですけど...
では、既存機を撤去していきます。
室外機の底面は、かなり腐食が進んでいました。
室内機も撤去します。
本日も一人作業です。
一人作業の強い味方は、Asada製の電動アッパーくんです。
室内機の重量は20kg超えてますから、脚立の上で一人で外すのは危険です。
撤去完了です。
既存配管が急激に曲げられていて、なかなか雑な施工ですね...
既存配管は3分5分というサイズ。
新しいエアコンの配管は2分4分という、ワンランク細いサイズになるため入れ替えるつもりでしたが、どうにも抜き差しなりません...
悩んでも仕方ないので、天井裏部分だけ既存配管流用で作業を進めていきます。
既存機を吊っていた吊りボルト。
吊り寸法が変わるので、吊り位置を変更しないといけないのですが、、、
いやぁ、触るとグラグラして気持ち悪いんですけど...
仕方ないので、一度全撤去して組み直しました。
すべて柱へ留めているので、阿部がぶら下がってもビクともしません。
ここで結構時間が取られました。
配管は既存配管をできるだけ短くして、サイズダウンした新しい配管を溶接して延長します。
またアッパーくんを使って、新しい室内機を吊り込みます。
取り急ぎ冷媒配管だけ繋いで、外周りへ移ります。
外部配管は、軒天を出たところで新しい配管に溶接取替えしました。
全部スリムダクトで仕上げたかったんですけど、配管入替えが叶わなかったので、立ち下がりだけ化粧カバー仕上げとしました。
溶接したので、配管接続後、窒素ガスを流して気密試験を行い、ガス漏れがないかチェックします。
漏れがない事を確認して、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りはこんな感じで完成。
はぃ。ここまでて昨日一日目が終了です。
一日で終われるかなぁと思いながら頑張ったんですけど、天気予報は完全に外れて雨は止まないし、配管と室内機吊り込みで時間が掛かったので、どうにも最後の仕舞いができませんでした...
いいんです。
洛彩さんは二連休を取られているので、工事予定は二日見ていましたから。
そして今朝、再訪させていただき、室内機の高さ調整、冷媒配管へ断熱材巻きつけ、ドレン配管接続、ケーブル接続、パネルの取付けなどを行います。
リモコンも新しいものに取替えて電源投入し、試運転を行います。
異常がない事を確認して、お引渡しです。
「雨の中、ありがとうございました。これで安心して夏を迎えられます。」と、大変お喜びいただきました(^^)
これで終わりではありませんよ。
持ち帰ったエアコンは、フロン排出抑制法に基づいて機器内のフロンガスを回収します。
回収ボンベに回収したフロンガスは、破壊処理業者へ持ち込み適正に破壊処理されます。
この様に、業務用エアコンは家庭用エアコンの家電リサイクル法とは違い、フロン排出抑制法の扱いになります。
アベ冷熱技研は「第一種フロン類回収業者登録店(愛媛県)」、「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工です。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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