2022年2月1日火曜日

同じ轍を踏まない様に31年使用している分電盤取替工事

年明けから分電盤取替えの記事が続きますが、日々これ以外にもエアコン工事とかいろいろやってますからね(^_^;)
面白くないと言ってはなんですが、記事にするほどの工事じゃないのは記事にしてませんので悪しからずです<(_ _)>

本日は、いつもお世話になっているお客様のご実家で、分電盤取替工事にお伺いしてきました。

こちらのお宅は分譲マンションの一室です。
既存の分電盤は、パナソニックの前身である松下電工製。

松下のブレーカーもなかなか優秀で、結構長持ちします。
製造年を見ると、1990年製。30年以上何事もなく使用されています。

何事もないから安心だと思いますか?
もしかしたら故障してて、漏電してもブレーカーが動作しないかも知れませんよ。
ブレーカー故障による停電は、突然やってきます。

今回ご紹介いただいたお客様ご自身も、数年前の1月1日元旦の夜中に突然停電になって、大変な思いをされました。
その時の記事がこちら→ https://techabe.blogspot.com/2018/01/blog-post.html

電機メーカーが推奨しているブレーカーの取替え時期は、13年程度です。

「30年。優秀だなぁ」と感心している場合じゃないと思いますよね(^_^;)
そんな実体験をされたお客様が、ご実家に設置されている分電盤が気になって仕方がなくなるのは、当然の流れだと思います。

では作業に掛かります。
まずは既存盤を撤去します。

新しい分電盤を設置。

一次側のケーブルは通電されていて活きていますから、慎重な作業が必要です。
古い漏電ブレーカーの一次側は、撚り線をそのまま締め付ける仕組みでした。
撚り線ですから、経年変化でじわじわとビスが緩んできて、発熱してブレーカーの端子部が溶けているというのが、古いブレーカーのアルアルです。

そういう事が起こらない様に末端にはR型端子を圧着接続して、ブレーカー端子へ適正トルクで締め付けます。
余程の事がない限り、これで緩む事はありません。

あとは戸別のケーブルを分岐ブレーカーへ接続して、異常がない事を確認してお引渡しです。

「あら、扉が付いてキレイになりましたね。これでまた安心して使えます。ありがとうございました。」と、お土産までいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

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