祝日でお休みの日ですが、昨日と言い、全く休んでいる時間はありません...
本日はネット検索でアベ冷熱技研を見付けていただいた、初めてのご依頼の会計事務所様にて、エアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-JXV7119S-W 霧ヶ峰ハイスペックモデルをお買い上げいただきました。
当初ご相談いただいたのは、こちらの入替えでした。
あまり見掛ける事ない、富士電機総設製の天井カセット形2方向吹出しパッケージエアコンです。
冷房の効きが悪く、タマにリモコンが点滅して止まってしまうそうです。
室外機は階段踊り場の下へ設置されていました。
かなり運転音が高いですから、コンプレッサーの不具合の様です...
お客様のご希望は、事務所が奥に向かって長方形なのに左右にしか吹出しがないので、今回の取替えで、4方向吹出しタイプにして欲しいと言うお話でした。
パネルを外して天井裏を調査してみると、スペース的には4方向吹出しでも取付け可能ですが、天井開口部が長方形で、長手方向が4方向のパネルで隠れないため現実的ではありません。
それより既存配管やケーブルサイズが気になったので、室外機のところをチェック。
やっぱり... 前にも他の現場であったんですけど、配管サイズが2分5分...
一般の方には解らないと思いますが、このペアでは流用できません。
配管を入れ替えるしかありませんが、2階の事務所から立ち下がっている配管はこの位置...
隣との隙間は30cmもありません...
もちろん、ハシゴなんかは立ちません。
ここで安全に作業するためには、足場が必要です。
これも現実的ではありませんね...
その配管、どこを通ってるんだろうと追っていくと...
ダメダコリャ...ですね...
完全に挟まれていて、撤去すらできません。
もう既存配管は使えませんね。
さてどうする???
ひとつ提案があります。
もぅ、業務用エアコンを一旦頭から外してください。
家庭用ルームエアコンでも、冷房能力の高いものもあります。
事務所が長方形なんですから、壁掛タイプで長手方向へ吹出す方が効率がいいですよね?
と言う訳で、ルームエアコン新設という方向でお話を進めていく訳ですが、さてどこへ取付ける?
しばらく悩んでいると、お客様が「ここはどうです?」。
おぉ、ここなら分電盤も近いし、配管を一度給湯室側に通せば、見た目もキレイに納まりますね。
早速その方法でお見積りを提出させていただき、快諾いただきました。
問題は工事日程...
かなり予定が詰まっていますが、「事務所が暑くて仕事にならないので、できるだけ早めにお願いします。」との事で、祝日休み返上でお伺いしました。
なんと言ってもエアコンが間に合って良かったです。
早速作業に掛かります。
まずは給湯室から外壁側へ向けて、配管穴を開けます。
外壁がALC壁なので、壁内に鉄骨やブレスがないか探査器で入念にチェックします。
位置が決まったら、配管穴を開けていきます。
室内機側も配管穴を開けておきます。
配管穴に合わせて、背面板を取付けます。
給湯室側にスリムダクトを取付けます。
外壁側にもスリムダクトを取付けていきますが、作業はこんな感じです...(^_^;)
電動ドライバーも真っ直ぐには使えません...
スリムダクトの取付けが完了すると、配管を通していきます。
配管サイズが2分4分なので、かなり入れ辛いです...
簡単そうに書いてあるでしょ?
ダクトと配管入れるのに、4時間ほど掛かってますからね(´;ω;`)
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
ダクトにカバーをして。
立ち下げはこんな感じ。
かなり狭いスペースで、配管を曲げながら通して接続するのは、なかなかキツイ作業です。
電源はモールを使って、分電盤裏側から。
既存機のケーブルを外して、新しいケーブルに接続しなおします。
室内機のところにコンセントを取付けて、電源工事完了。
外部もカバーを取付けて。
ドレンは柱に沿って立ち下げました。
配管は延々と...
延々と...
延々と...
延々と...
配管長14m引っ張りました... もぅ腕が棒の様です...(´;ω;`)
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
新旧交代。既存の室内機はオブジェとして残ります(^_^;)
「簡単にできるのかと思ったら、結構大変な工事でしたね。急いでもらってありがとうございました。これで盆明けからまた涼しく仕事ができます。また何かあったらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
持ち帰った室外機は、フロン排出抑制法に基づいて、機器内のフロンガスを回収します。
回収ボンベに回収したフロンガスは、破壊処理業者へ持ち込み適正に破壊処理されます。
この様に、業務用エアコンは家庭用エアコンの家電リサイクル法とは違い、フロン排出抑制法の扱いになります。
アベ冷熱技研は「第一種フロン類回収業者(愛媛県)」で、「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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