飲食店の個室に設置されているエアコンの分解洗浄が完了したので、取付けにお伺いしてきました。
ダイキン製 F28BTES-W6(2001年製)
※基本的に10年以上経過しているエアコンの分解洗浄はお奨めしていません。
こちらの飲食店様は、以前業務用エアコンの修理をご依頼いただいた方で、「今度は個室のルームエアコンから水漏れするんで、見てほしい。」とご依頼いただき、お伺いしていました。
結構汚れていますが、ドレンパンに水が溜まっている様子はありません。
どこから漏れているのか、じっくり観察すると、ドレンパンを断熱している発泡スチロールの隙間から水が滲んでいます。
排水はできている様ですが、ドレンが気になるので外周りを点検。
ちょっとこの横引き、勾配取ってない上に長いですね。。。
ポンプでドレンホース内を吸い出すと・・・ヘドロがたくさん出てきました。。。
でも、完全に詰まっている訳じゃなかったので、水漏れの原因はこれじゃなさそうです。
ドレンパンの隙間から滲み出ているのと、この前ダイキンの同じ様な水漏れを経験しているのと、既に10年以上経過しているので、買い替えもお奨めしましたが、今回は洗浄してみる事でお預かりしました。
前回の経験から、ドレンパンは交換した方が良いと判断し、部品も取り寄せます。
既にメーカー部品在庫がなく、代替品で合うと言うことで手配。
とりあえずバラして、洗浄に掛かります。
発泡スチロールを外して、漏れ箇所を探してみます。
水が溜まっていた跡がありますね。
ここが怪しいですが、目視では亀裂とかは確認できません。
何ともない感じですが、前回はそれで失敗しているので部品は替えます。
丸洗いするため電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
ボディ・ドレンパンは洗う必要はなかったんですが、まぁビフォーアフターのために(^_^;)
ドレンパンの新旧交代です。
はい、ダイキンはボディにドレンパンが一体になっているので、ボディごと取替えとなります。
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
配管穴にスリーブが入っていないため、貫通スリーブを挿入しておきます。
室内機を掛けて、配管類を接続します。
横引きされているドレンホースです。
ドレンホースは内部が凹凸になっているので、横引きが長いと内部にヘドロが付いて、最悪は閉塞してしまいます。
ということで、横引き部分はカットして、塩ビ管で真っ直ぐ立ち下げました。
漏れの原因になりそうなところは、徹底的に排除します。
配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
これでまた、快適にお食事ができる様になりましたね。
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をご覧いただけます。
→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
0 件のコメント:
コメントを投稿