「エアコンが冷えないので見て欲しい」とご依頼をいただき、エアコンの点検にお伺いしてきました。
日立 2007年製。
運転すると、ファンは回転し風は出ますが冷風は出ません。
室外機は屋根置き。
ファンは回転、コンプレッサーも運転音がしています。
室外機のバルブカバーを外すと・・・
オイルがべっとり・・・完全に漏れてますね。
ガス圧を測定。
ちょっと少ないですね。
外気温が高いので、もう少し圧力が高くないといけませんが、漏れているので当然ですか。
ここまで点検を行って、現状をお客様にご説明。
修理するか、買い替えされるかは、お客様にご判断していただきます。
ただし修理の場合、別の不具合が発生して、翌日故障するかも知れないという事も考慮していただきます。
今回は修理という事で、ご依頼いただきました。
修理に掛かる前に、どうしても気になっていた部分。。。
室内機下から配管穴が見えてる施工方法がかなり怪しい上、見えてるドレンホースが断熱されてません。。。
断熱どうこう以前に、なぜこのホース???
外して見て判明。。。
右後方配管なのに、なぜかドレンは左から?
素人工事もいいとこです。
このままだとドレンホースが結露して、水漏れが起こりますね。
これは右側に差し替えておきます。
背面板もグラグラしていたので、しっかりと留め直します。
室内機を取付けます。
下に見えてた配管穴も見えなくなりました。
こちら、室外機側のフレア。。。
こちら、室内機側のフレア。。。
漏れて当然のフレア加工ですね。。。酷いもんです。
室内機側・室外機側4箇所のフレアを再加工します。
フレア加工はエアコン工事の基本です。
フレア部分はパッキンの役目も行いますから、加工がきちんとできていないと当然漏れます。
トルクレンチを使って、適正トルクで締め付けます。
配管接続が完了すると真空引き作業を行い、配管内部を真空乾燥させます。
真空引き完了後、フロンガスを規定量充填します。
冷房運転を行い、様子を見ます。
冷風が出る様になり、ガス圧も安定しました。
ちょっと運転圧が高めですが、外気温が高いのでこんな感じです。
「おぉ、冷たい風が出てますね。きちっと取付けもしてもらって、ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました。
アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工で、環境に配慮した施工・修理を心掛けています。
お気軽にご相談ください。
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