2014年4月19日土曜日

隠蔽配管水漏れのエアコンを分解洗浄&同一屋内移設工事

今月始めから工事に掛かっているお宅で、分解洗浄が完了したエアコンの取付工事にお伺いしてきました。


こちらのお客様、「量販店で、既存の隠蔽配管を使ってエアコンの取替工事をしてもらったら水漏れがして、修理に来てもらっても改善されないので、設置場所の変更をお願いしたい。」とご相談いただいていました。


鉄筋コンクリート3階建てのお家で、冷媒配管は隠蔽されて、室外機は屋上にまとめられています。

設置業者さんが修理に何度か来て、ドレンの配管経路とかを変えてみたりしたそうですが、全く改善されず、「もう隠蔽配管は使わないで、他の場所に取付けたい。」とのご希望でしたので、お客様と現地を見ながら設置場所を決めました。

まずはエアコンを取外します。


が、、、何か引っ掛かっている様な感じがしたので、室内機上部を見ると・・・


室内機の内側から、無理矢理ビス留めしてました。。。


恐らく、石膏ボードにこんなプラグを使って留めていたため、配管接続中に背面板が浮き上がってしまって、無理矢理内側からビスを留めたものと思われます。

この赤いプラグは、HILTIのALC用です。。。
素人か全くって感じですね。

水漏れの原因特定はできませんでしたが、恐らくこのドレンホースが結露していたか、冷媒配管の断熱材が外れていた所もあったので、その辺の結露水の影響かと思われます。

まぁ、これも普通では考えられない、酷い施工ですね。

撤去完了。

隠蔽配管は壁内で切断し、カバープレートで塞ぎます。

新たに取付ける場所へ配管穴を開けるため、コア抜きを行います。


スリムダクトを取付けて、室外機を置くための壁面置台を設置。

とりあえずここまでやって置いて、エアコン洗浄後にお伺いします。

持ち帰った室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
位置決めをして、背面板をとMDダクトを取り付けます。


背面板の上部5箇所、下部2箇所を、ボードアンカーで強固に留めます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


ドレンは、断熱ソフトドレンホースを使って、結露を防ぎます。


室外機へ配管を接続し、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成。


電源は天井裏点検口が無いため、モールを使って露出延長。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

これで水漏れに悩まされる事なく、快適にご使用いただける様になりましたね(^^)v
今日で移設分2台が完了しました。
他のお部屋のリフォームが始まるので、そのリフォームが終了後、新しいエアコンの取付工事にお伺いさせていただきます。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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