三菱電機 MSZ-JXV5625S-W ×1台、MSZ-AXV2825-W ×2台、MSZ-GV2225-W ×1台、パナソニック BQR86144 ×1面をお買い上げいただきました。


今回のお客様はこちらに中古住宅を購入され、南予の方からお引越しされます。
本格的な引越しまでにエアコンを取付けて欲しいとのご依頼です。
エアコンが4台なのと、うち室外機を2階壁面置きが2台あるので、余裕を見て3日間の工程で組んでいましたが、初日がいきなりの大雨スタート...


2階のから取り掛かろうと思っていたのですが、さすがにこの瓦は滑るので屋内作業から始めます。
一番最後にしようと思っていた分電盤の取替えから始めます。

当初のご依頼はエアコンだけだったんですけど、「引っ越す前にやっておいた方がいいことあります?」とご相談いただきましたので、44年経過している分電盤の取替えをお奨めさせていただきました。


作業に掛かる前に、各ブレーカーの行き先を調べます。


調べるとエアコンの回路があちこちに分散していたり、負荷のバランスが悪かったりしたので、今回接続する順番も変えます。
では作業に掛かります。
この時代の主幹ブレーカー一次側接続は、より線をそのまま差し込んでビスで締めているので、長年するとビスが緩んでしまいます。


今回のもゆるゆるでした... ビスが緩むと熱を発する様になって、最悪はケーブルの被覆が溶けてショートしてしまいます。
既存の盤を外しました。

新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。


一次側ケーブルの末端にR形端子を圧着します。


活線(電気が流れている)なので慎重に...
R形端子を取付けてビスで締め付ける事により、緩み防止にもなります。

各回路のケーブルも接続して、分電盤完了です。


安心して電気が使える様になりましたね。
さて、ずっと雨が降り続いていて、風も強くなってきました...
仕方ないので、室内機だけ取付けていきます。
まずはリビングから。

今回取付ける部屋はすべて、専用コンセントと配管穴が開いています。
配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を設置。


室内機を掛けておきます。


次に1階和室。何か凄く嫌な予感がします...


配管キャップを外すと、穴を開け直した跡が。


黒い部分は鉄骨です。外観は木造の様に見えますが、軽量鉄骨造の様です。
そもそもコンセントの位置から考えて、そこに柱か何かがあると察しなければなりませんね。
そのコンセントを外して見ると... どうも鳥が出入りしていた様ですね。

既存の穴は流用ですので、このまま作業に掛かります。


ちなみに、穴の周りが湿っているのは、穴を塞いでいたパテから滲み出た油分ですので消えません。
室内機を掛けます。


穴が斜めに向いていて貫通スリーブが入れれないので、気密性を確保するためにパテ埋めをしておきます。


また油分が出ますが仕方ありません。
これ以上滲みは広がらないと思います。
室内側は完了。

相変わらず外は雨と強風なので、カッパと長靴に着替えて外まわりの配管化粧カバーを日が暮れるまで取付けていました。
ずぶ濡れだったので途中写真はありません。
ここまでで初日が終了。
雨のせいで思ったほど進まずでした。
翌日2日目は晴れの予報でしたが、また天気に翻弄されます...
朝、現場へ到着するまでずっと雨が降っていました。
止めて帰ろうかと思いながら作業を始めると、雲がすっと無くなり晴天に。
同時に直射日光が当たって、真夏か?というくらい日差しが熱くて、汗をかきながらの作業です。

配管を接続して、スリムダクト内へ収めます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

リビングの真空引きをしている間に、隣の和室の配管も接続していきます。


電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


途中、ドドーーーンと大きな音が... え?何???
と思ったら、風が吹き出して黒い雲が流れてきて、またドーーーンゴロゴロと雷が...
うわぁ雨が降り出す...と思ったら大粒の雨が降り出して...
必死で片付けて服が濡れてしまい、一気に体温が下がります...
なんとか室外機2台完了です。

工事が完了すると試運転を行い、、、


リビングと1階和室が完了です。


午後からは雨が止んだので、2階の作業に掛かります。

スリーブを入れて。


背面板を設置。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


前は室外機をベランダ置きにしていた形跡がありますが、ベランダが狭くなるので壁面置きに。
室外機周りは、こんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認して2階洋室が完了です。


天気に翻弄されながらここで日が暮れて2日目終了です。
この2日間、天気が良ければ2日ですべての工事が完了できていたと思います。
こればかりは仕方ありませんね。
ここまで先週末の作業でした。
連休明けて本日、4台目2階和室の取付けに掛かります。
この穴の位置もどうなんですかね?


一般的な室内機の高さは30cmです。
穴開けるならもう少し下げるべきですね。


ここ、右側に鉄骨のブレースがありました。
まぁ施工方法も人それぞれですね。
気密性確保のため、貫通スリーブを。


三菱霧ヶ峰も高さ30cmですが、ドレンの位置が高めなので少し下げて取付けが可能です。


なんとか既存穴の高さで取付けできます。


穴の高さが高すぎて、屋根の上からではスリムダクトを留めるのにかなり苦労しました。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りは、こんな感じで完成です。


今日はホント穏やかないいお天気で最高でした。
工事が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してすべての工事が完了です。

「雨が降ったり寒かったりで大変でしたね。これでいつでも引っ越しができます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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