三菱電機 MSZ-GV4024S-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。


既存機も三菱霧ヶ峰ですが、室内機×2台、室外機×1台のマルチエアコンです。
え?室内機は?


ここにあります。


こういう設計する人結構多いんですけど、我々から見ると残念な光景でしかありません。
そもそもこういう場所に収めるためのエアコンではありませんから、長く住んでいると必ず不具合が出てきます。
それを理解していない設計士さんに問題がありますが、現場で「これはやめておいた方がいいよ」と提案できる職人さんがいない事も問題ですね。
そんなにエアコン見せたくないなら、ビルトインエアコン使えばいいのにと思います。
どんな不具合があるのかは、時間がないのでここには書きません。
お会いした方にはお話しますね。
という訳で、効きが悪い上に使い勝手が悪いという不具合が出ているので取替えをご希望です。
今回の既存機はマルチエアコンです。
室内機2台の内、残りの1台は2階のお部屋に設置されていました。


今回、この室内機は撤去せずに放置します。
この部屋には今のところエアコンは必要ないため取替えはしませんが、隠蔽配管なので外してしまうと配管がむき出し状態になるので、新しいものに取替える際に取外すことにしました。
室外機は建物裏のウッドデッキの下に設置されています。

ここに2系統の配管と200V電源が接続されています。


コンクリート基礎などは無く、まるで神社の様な造りです。
この床下に各部屋からの配管が走っています。


室外機のプラロックは土に埋まっていました...


撤去するためには土を避けるしかありません。


室外機搬出するだけで滝汗です...


放置する2階の配管は、末端から水分やホコリが入らないように処置をして置いておきます。


撤去する室内機の裏側には収納があって、ここから床下へ配管が降ろされていました。


室内機も撤去完了。
今回、扉も外してしまいます。


奥に設置すると効率が悪いので、邪魔にならない程度に前方へ設置するため、ベースになる檜の板を取付けます。


実は寸法測って事前にカットしたものを持ち込みましたが、どうも柱と梁が微妙に傾いていて、何度もカンナで削って微調整しています。
これハメ込むだけで一時間のロスです...
背面板を取付けて配管穴を開けます。
室外機側にあった200V電源を延長して、室内機脇にコンセントを取付けました。

手前に出した事もあり、配管穴の奥行きは500mmあります。


室内機の配管接続が穴の中になるため、短尺配管を先に接続して室内機を掛けます。
室内機を掛けると、板のほとんどが見えなくなります。

横から見ると室内機はこのくらい出ています。

暖房時に吹出口が真下に向いても、枠が風を遮ることはありません。
室内機裏の収納スペースで、既存の配管と接続します。

ぐにゃぐにゃしていた配管の癖を取って、室外機へ接続します。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成です。


既存のままだと室外機が収まらなかったので、かなり土を掘り下げて設置しています。
「わぁ、良く効きますね。大変な工事でいつもすみません。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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