2025年6月4日水曜日

施工不良なエアコンの移設工事と分解洗浄作業

5月始め頃にお預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、移設先へ取付けにお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2821-W(2022年製)スタンダードタイプです。

今回移設するエアコンは、5月始め頃に取替工事にお伺いしていた店舗に設置されていたものです。
能力不足で取替えるため、このエアコンは取外してご自宅へ移設をご希望です。

早速取外しに掛かりましたが、室内機裏の配管を取り出したところで大量の水が出てきました...
かなり溜まっていた様で、かなりの量の結露水が出てきます。

包帯(断熱テープ)を外してみると原因が解りました。
テープの巻が悪いんですね。

ここは配管の接続口なので、しっかり断熱しておかないと銅管が結露してしまいます。

いわゆる施工不良ですね。
メーカーの施工説明書通りの施工を行えば、今回の様な水漏れは起こりません。

取外してお預かりしました。
室内機内部が汚れていたので洗浄をお奨めして、合わせてご依頼いただきました。
取付けは6月でかまわないと言う事でしたので、一ヶ月程度お預かりしました。

洗浄作業は、雨天で他の工事が延期になった際に洗っておきました。
お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

約一ヶ月お預かりして、本日取付工事にお伺いしてきました。
移設先は古い借家で、配管穴と専用コンセントはありました。

室外機はベランダ置きです。
以前は洗い場だった様です。

さて、取付けに掛かりますが、少し建物が逆勾配になっています...

建物に合わせると水漏れする可能性があるため、機器は水平に取付けます。
こちらのお部屋は元々土壁だった所にベニヤ板を貼っているため、ビスが効いても不安が残るため、スライド金具を使ってしっかりと取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管はテープ巻き仕上げ。
店舗の方で使っていた配管を再利用したので、配管と断熱材のクセが取り切れず、少し波打っています。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

「ありがとうございました。これでこの部屋も夏を迎えられます。また他の部屋もあるので、お願いしますね。」と、ご夫婦でお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

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