
注:現在、エアコン分解洗浄は、当社で施工させていただいたエアコンのみの受付とさせていただいています。
延長保証に登録されているエアコンは、洗浄することによって保証が効かなくなる可能性がある事と、他社施工品の場合、当社が触ることによって当初の設置業者の保障が受けれなくなるためです。
今回は当社のお客様のご紹介である事と、上記の様な保証面での懸念をご理解いただいた上でお引き受けさせていただきました。
いわゆる、当社施工部分以外の不具合は一切対応できません。
ダイキン F71UTAXP-W(2017年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

リビングで8年ほどお使いです。

薪ストーブがあるため暖房は使われていないので、この時期ならいつ洗浄してもいいとの事です。
これ、もしかして隠蔽配管かな?と思ったら、裏の収納部屋をスリムダクトを使って施工されていました。

ここまでは良かったんですけど...
ダクトをはぐると、ドレンは断熱されていません。
ドレンホース内を流れる排水は、夏場に冷却された水が流れるため、断熱していないと結露する可能性があります。

幸い露タレするまでには至っていませんが、施工不良もしくは手抜きの部類になりますね。
それから、配管の途中あユニオン継手で接続されています。
左配管がやり辛くてこの様な施工をされたんだと思います。
ユニオンで繋ぐのは阿部もやりますけど、断熱材をしっかりと巻いていないため、結露してユニオンが変色しています。

幸い露タレするまでには至っていないので、お客様にご確認いただいて、このまま触らずということにします。
保証の問題があるので、改修するのであればすべて配管をやり直す必要があります。
8年目のエアコンに、そこまでお金を掛けるメリットは薄いですね。
穴の位置も変でした。
変なところに穴があるため、ドレンホースが機器裏で逆勾配になっていて、取外した時に溜まっていた水が出てきました...

なんでこんなところに穴があるんですかね?


取付けも大変だったろうにと思います。
室内機を取外して、お預かりします。


お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を取付けて、配管類を接続していきます。

ドレンは逆勾配にならない様に。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

「ありがとうございました。次、取替える時は阿部さんにお願いしますね。寝室や子供部屋にもエアコンがあるんで、またお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
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