今日は朝から雨模様で、予定していた工事が延期になりまして、ずっとお待ちいただいていた別のお客様のお宅へ、天吊形エアコンの撤去にお伺いしてきました。
昨年末にリフォームで電気工事にお伺いさせていただいたお宅です。
1階階段上がり口に、以前店舗で使っていた天吊形の室内機が残置されていて、これを取外して欲しいというご依頼です。
これのせいで、照明が当たらず薄暗い空間になっていました。
室外機は屋上にあったそうですが、お店をやめられた時に撤去したそうです。
その時にこの室内機も外してもらえる話だったそうですが、残置されてしまってそのままだそうです...
この建物が建った当初からなので、47年ほど経っています。
銘板を見ると...え?この室内機、60kgもありますよ???
たぶん、この重量を見て撤去しなかったんでしょうね...
この狭いスペースで、60kgの室内機を外すのはなかなか至難の技です。
まぁお困りなので、できるかどうか分かりませんが、とりあえず外しに掛かります。
ケーブルがたくさん繋がっているのを、カットしていきます。
きちんと検電しながら作業しないと、活きてる線もありますよ。
撤去作業でも電気工事士の資格は必須ですね。
さて、配管やケーブルは外れました。
このままでは60kgです。
できるだけ吊ったままの状態で分解して、少しでも軽くしていきます。
いやぁ、40年以上溜まったホコリの応酬を受けながら、ドライバーの入りにくいところのビスを一本一本外していきます。
なんとかファンとファンモーターを外しました。
これだけで15kgくらいはあります。
さぁ、これ以上はバラせません...
まだ40kg以上はあります。
降ろすために吊りボルトのナットを緩めようと見たら、たくさんのケーブルが邪魔してモンキーが入りません...
このケーブルたちはすべて旧店舗側で使われていたもので、現在は使われていないのと、将来的にも再利用することはないので、すべて撤去します。
やっと降ろせる様になりました...
さすがに一人で脚立に乗ってバンザイで降ろせませんから、電動アッパーくんに助けてもらいます。
でも狭いので、かなり重心が危うい状態での作業です。
冷や汗いっぱいかきながら、なんとか降ろせました...
リフトから地上に降ろすのも一苦労でした。
元通りに照明を取付けて完了。
スッキリして明るい空間になりました。
「わぁ、スッキリして嬉しい!いっつも大変な事頼んでごめんよ。ホント嬉しい。ありがとうございました。また助けてくださいね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
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