初めてのお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。
取替える機器は、ご主人さんが転勤先で数年使っていたアイリスオーヤマ製のエアコンです。
既存機は三菱霧ヶ峰。
1995年製ですから、27年目ですよ!まだ動いているし、さすが霧ヶ峰です(*^^*)
このエアコン、隠蔽配管になっています。
室外機はこちら。
まだ動いていますが、霧ヶ峰くんには引退してもらいます。お疲れ様。
室外機を外してみてビックリ...
お客様もここに通気口があったのとは、ご存知ありませんでした。
新築時に施工されたものですから酷いですね。ホント酷いです。
室内機側もメチャクチャでした。
ドレンは断熱されていない、屋外で使うドレンホースを差し込んでいるだけでした。
よく今まで結露しなかったなと、逆に感心します。
それより酷いのは、電源コードを切断して、ケーブルとジョイントして壁内へ押し込まれていました。
電源コードは撚り線なので、単線ケーブルと圧着接続はNGです。
最悪は発熱して、火災の原因になりかねません。
酷いです。ホント。
お陰で、予定していた以上にかなり手間が掛かりそうです...
全撤去しました。
取付けに掛かります。
まずはコンセントを取付けるために、配管穴脇に開口します。
この開口部を利用して、ドレンホースがどうなっているか確認。
うわぁ...この施工した人...ホントに...この世から消えてください...
奥に塩ビ管VE22のノーマルが見えます。
そこに差し込まれていますが、そこまではドレンホースのままですから、重みでトラップができてドレンが詰まる可能性もありましたね。
案の定、ホースの内部にはヘドロが溜まっていました。
とりあえず、室内機を取付けていきましょう。
背面板を設置して、冷媒配管が短いのでユニオン継ぎ手を使って延長します。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
このアイリスオーヤマのエアコン、東芝のOEMの様です。
東芝の左配管接続は、まったく持って施工性が悪いです。
同業者さんは激しく同意していただけるほど、何十年も改善されないところです。
既存のドレンホースは引き抜いて、機器に付属の断熱ドレンホースを少し加工して、コンセントの開口部から無理矢理手を突っ込んで、塩ビ管に挿入しました。
ちゃんと勾配は取れています。
室外機側へ掛かります。
こちらも配管が短いので、溶接延長します。
通気口を避けるため、少し長めに延長しました。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
真空引きしている間に、ちゃんと排水できるかドレンテスト。
きちんと屋外へ排出されて、確認完了です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
いろいろあった上に、阿部の凡ミスも重なり、かなり時間が掛かってしまいましたが、なんとか完了できました。
「丁寧にいろいろ治していただいて、ありがとうございました。また何かありましたたら、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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