初めてのお客様からエアコン分解洗浄のご依頼をいただき、本日再取付けにお伺いしてきました。
日立ジョンソンコントロールズ空調 RAS-AJ28J(W) (2019年製)スタンダードタイプです。
なんか今年は、日立のエアコン洗浄が多かった感じがします。
今回のご依頼は、「フィルター掃除しようと思って中を覗いて見たら、ファンにカビが見えて気持ち悪くなったんです。」との事。
特に臭いが出るとかの症状はありません。
寝室でお使いですから、ホコリが多いんですかね。
阿部的にはこのくらいはまだキレイに見えます。
凄いのいっぱい見てきましたから麻痺してるんですかね?(^_^;)
キレイ、汚いは、お客様の感覚によって違いますから、ご希望であれば洗浄させていただきます。
では取外しに掛かります。
これタマに見掛けるんですけど、コンセントにアース端子があるのにアース線を接続していない。
室外機は地上置きなので、室外機でアース取ってるのかと思ったら取っていない...
このエアコンを取付けた業者さんは、アース線を積んでいなかったんですかね?
こちらのエアコン、壁内を通る隠蔽配管で接続されています。
新築時に壁内に配管を敷設した際の、ケーブルが届かないとかはよくある事で、室内機の裏で接続して延長するのはアリです。
今回、この接続にWAGOコネクタを使われていました。
別にこれが施工不良とかは言いません。
阿部的にNGなだけです。また始まった...(^_^;)
ケーブル同士を簡単に接続できるWAGOコネクタは、電気工事業界では一般的に使われる様になりましたが、これも少しずつではありますが不具合事例が見受けられる様になっています。
これを屋外で使用している業者さんもいたりしますが、それは論外ですね。
阿部は一切使わないのか?と言うと、そうでもありません。
負荷の少ない回路、例えば照明のスイッチ回路や、複数本のアース線の接続など、数十ワット程度の負荷回路にしか使用しません。
コンセント回路などは、リングスリーブで圧着接続しないと気持ち悪くてたまらない性格です(u_u*)
ちなみに、このエアコンの最大消費電力は1,340Wです。
これもよく見掛けます。
修理の経験のない業者さんがやりがちです。
ここは室内機の裏側で、配管を繋いでいるところです。
グレー色の部分は断熱材で、冷房運転時に配管が冷たくなって結露しない様に保温するものです。
この断熱材に隙間があると、空気中の湿気がここに寄ってきて、湿度が高いときには露タレ(水漏れ)の原因にもなります。
テープを巻く際には、しっかりと隙間が見えない様に巻くのが基本です。
メーカーの施工説明書にも明記されていますし、修理の経験が豊富であれば自ずと理解できるハズです。
はぃ。ぶつぶつ文句言いながら取外しました(^_^;)
お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
洗浄が完了すると、再取付けにお伺いします。
配管断熱後の写真は取り忘れました...(´;ω;`)
やっぱりWAGOで接続しているのを、見て見ぬふりができません(u_u*)
リングスリーブを圧着ペンチで、しっかりと圧着します。
絶縁キャップを掛けて、この上に絶縁テープを巻いて、完全な絶縁状態にして収めます。
WAGOより安心でしょ(*^^*)
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ここでも気になる箇所を発見。
どうしても気になるのでカバーを外すと...
いやぁ...ポリシーのカケラもありませんね。
もしこの業者さんが電気工事士の資格をお持ちなら、資格剥奪すべき案件ですね。
はぃ。こんな感じに手直しさせていただきました。
ケーブルのサイズがVVF1.6x3cと言うのも、もの凄く気になりますが、隠蔽されているのでどうにもなりません...
このエアコン1台で、残念なところがいっぱいでしたね。
アース線もきちんと接続して、プラグを差し込みます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して、お引渡しです。
手直しはすべて阿部の自己満足です。
最後に触ったのは阿部ですから、胸を張ってお客様にお引渡しできる様にさせていただきました。
お客様に見えないところだからこそ安全に。
「キレイにしていただいて、ありがとうございました。また何かあったらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
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