2021年8月4日水曜日

IHクッキングヒーター専用コンセント増設と古い分電盤の取替工事

仕事上お世話になっているFB友さんから、ご実家のガスコンロをIHクッキングヒーターにしたいという事で、本日専用コンセント増設工事にお伺いしてきました。

IHクッキングヒーターはお客様支給品です。

ご相談いただいて現地調査にお伺いしたのは、7月初め。
ガンガンに西日が当たるキッチンで、ガスコンロを使っていると、エアコンを運転していても暑くて辛いという事で、IHクッキングヒーターをご検討されていました。

当初、IH本体もアベ冷熱技研でご購入というお話でしたが、ちょっと寸法的に厳しいですよ?
三菱やパナソニックのIHでは、奥行きがかなり飛び出てきます。

それにガスのバルブも当たりますね。
このバルブはガス屋さんが取替えてくれる事になりましたが、奥様ができるだけ低いIHがいいという事で、結構いろいろ悩まれましたが、アイリスオーヤマの薄型卓上IHに決められました。
阿部としては、アイリスは販売したくないので、お客様支給とさせていただきました。
理由はここでは書きません(u_u*)

さて、IH専用コンセントをコンロのところに増設する訳ですが、分電盤を確認してみると。

ちょっと見えにくいですが、製造年月日 860222と見えます。
1986年...35年目ですか...(^_^;)

分岐回路に空きが1つありますが、この分電盤にIHの回路を増設するのは、かなり気が引けます。
各メーカーが推奨する分電盤の取替え時期は13年程度ですから、この際に取替えておく方が懸命です。
ご提案させていただいて、専用コンセント増設工事と共にご依頼いただきました。

では工事に掛かります。
キッチンと分電盤との間に浴室があるので、こちらの点検口を利用して専用ケーブルを通していく事にします。

コンセントはこの位置に取付けます。

タイル貼りなので、壁内にはケーブルが通せません。
一部露出配線で、天井裏へ導く様にします。

吊戸棚の天面に穴を開けて、ケーブルを通していきます。

浴室の点検口から、ケーブルを手繰り寄せます。

分電盤内にアース(接地)がありませんでしたが、天井裏にアース線があったので、これを流用します。
ちゃんと測定して、接地として使える事は確認しています。

分電盤までケーブルが通りました。
ついでなので、アース線も分電盤まで引いておきました。

先にコンロ周りを仕上げておきます。
ケーブルはモールで保護して、200Vのコンセントを設置。

では分電盤を取替えていきます。
既存盤を撤去。
一次側は活線なので、短絡させない様に気を付けて。

新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。

こんな感じで完成です。

コンセントのところで電圧確認をして、異常なし。

IHクッキングヒーターを据付けて、作業完了です。
「いろいろと相談に乗ってもらってすみません。キレイに仕上げてもらって、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

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