初めてのお客様のご依頼で、電気工事にお伺いしてきました。
既存の分電盤がこちら。
分岐回路は3回路しかありません。
今回、エアコン専用コンセントを増設するため、空きがありません。
左の大きなブレーカーが主幹で漏電遮断器になっていますが...
一次側の幹線ケーブルがVVF2.6mmx3cなのに、40Aのブレーカーが設置されています。
VVF2.6mmx3cのケーブル許容電流は、32Aです。
(※単相3線式の負荷の場合、3本使用する電線のうち1本は中性線であるため、許容電流は2心の数値を採用)
許容電流を超えてもブレーカーが遮断しないので、とても危険な状態ですね。
それから、このブレーカー、3P3E仕様で中性線欠相保護機能も付いていません。
内線規程では、単相3線式電路に施設する漏電遮断器は、中性線欠相保護機能付きのものとする となっています。
もし中性線が欠相すると、コンセントに繋がっている100V家電機器に異常電圧が加わり、破損してしまいますね。
という訳で、ブレーカー類も古いので、この際に取替える事にします。
エアコンは2階に設置されていました。
親御さんの知り合いの業者さんに安く取付けてもらったそうですが、コンセントの増設まではできない方だった様で...
1階の分電盤から2階のエアコンまで、専用回路を増設します。
では作業に掛かります。
まずは既存の分電盤を撤去。
あれ?3回路しか分岐ブレーカーがなかったのに、5回路の分岐ケーブルが...
2つのブレーカーに2本づつ共噛ましにしていたんですね。
とりあえず作業を続けます。
新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。
2階のエアコンまでの配線経路は、1階に点検口がなく、壁内を立ち上げることができないため、一度外部へ取り出して、2階へ立ち上げ、2階天井裏へと導きます。
2階のエアコンまでの配線経路は、1階に点検口がなく、壁内を立ち上げることができないため、一度外部へ取り出して、2階へ立ち上げ、2階天井裏へと導きます。
ハシゴ掛けるまで結構雨が降っていましたが、作業を始めると雨が止み、晴れ間が見えてきました。
こんな感じで、塩ビ管を使ってケーブルを保護して立ち上げました。
2階の天井裏は広く、スルスルと作業が進みます。
エアコンの脇に、専用コンセントが付きました。
分岐ブレーカー4つの予定が、共噛ましにしていた2回路分増えました。
こんな感じで、塩ビ管を使ってケーブルを保護して立ち上げました。
2階の天井裏は広く、スルスルと作業が進みます。
エアコンの脇に、専用コンセントが付きました。
分岐ブレーカー4つの予定が、共噛ましにしていた2回路分増えました。
主幹ブレーカーは、ケーブルの許容電流内に合わせて30A。
中性線欠相保護付きで、安全にご使用いただける様になりました。
あとはエアコンの試運転を行って、お引渡しです。
あとはエアコンの試運転を行って、お引渡しです。
「ありがとうございました。天気と足元の悪い中ありがとうございました。これで安心して使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。
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