以前、リビングの天カセエアコンの取替工事をご依頼いただいたお客様のお宅へ、エアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2519-W・MSZ-GV2219-Wをお買い上げいただきました。
年末にカレンダーをお届けさせていただいた際に、「新築の時に取付けた古いエアコンがあるんやけど、そろそろ寿命だと思うんで、夏までに取替えをお願いしますね。」と相談いただいていました。
夏まででもいいんですけど、エアコンは年単位でモデルチェンジします。
特に安価モデルは春にモデルチェンジされるため、この時期が一番お安くなっています。
新年度モデルに切り替わると、ポンと価格が跳ね上がりますので、「夏までに」とご検討されているお客様には、この時期をお奨めさせていただいています。
では工事に掛かります。
まず1台目は、2階寝室、室外機ベランダ置き。
懐かしいナショナルのエオリアです。
撤去しました。
さて、この頃のエアコンはコンパクトさが売りでしたから、取付ける業者さんもできるだけ天井に近いところに付けていましたね。
したがって、配管穴の位置も自ずと高い所に開いています。
最近のエアコンは、高さが30cmのものがほとんどです。
※一部コンパクト型として25cmのものもありますが、高級機種の部類に入ります
基本は天井面と室内機の天面を3cm以上空けてやらないといけません。
なので、配管穴を少し下げます。
配管穴には貫通スリーブを挿入して、下げた分の隙間はパテ埋めを行って、気密性を確保します。
位置決めをして、背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ベランダ周りはこんな感じで完成。
スリムダクトは既存のものを流用です。
ドレンは垂れ流しにせず、塩ビ管を使って排水口まで導きます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目完了です。
2台目は、1階和室、室外機地上置きです。
こちらも懐かしいエオリアです。
撤去しました。
こちらは2階と違って外側に庇があるため、穴の位置が低いところに開けられています。
配管穴に貫通スリーブが入っていないので、気密性確保のため挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
外周りはこんな感じで完成。
泥ハネ軽減のため、ブロックを敷いています。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
霧ヶ峰もブラウン色があるのでお奨めさせていただきましたが、「やっぱりエアコンは白がいい」との事で、標準色タイプを設置させていただきました。
さて、これで終わりではありません。
「かなり古いエアコンがあって、ずっと使ってないので処分だけしてほしい」との事で、こちらのエアコンを撤去します。
これまた懐かしい!三洋電機のワイヤードリモコンタイプのエアコン。
30年は超えてると思います(^_^;)
撤去しました... え???
コンセントが室内機の後ろに隠れていたのは想定内ですけど、配管穴が2つ???
中を覗いて見ると・・・ うわぁ...筋交いに直撃したんですね。
手前が土壁なので、奥の筋交いが確認できなかったんだと思います。
まぁ、位置的に筋交いがある場所なので、左配管で出すべきところでしたね。
こちらは今後、エアコンを取付ける予定はないので、穴は塞いでおきます。
本当は丸い配管キャップで塞ぐんですけど、穴が2つ被って空いているので、苦肉の策でカバープレートを2枚並べて(´;ω;`)
「ありがとうございました。これで今年の夏は安心してエアコンが使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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