今日は、愛媛県冷凍空調設備工業会の担当理事として、朝早く高速に乗って南予の吉田町まで体験学習出前授業に参加してきました。
お伺いしたのは、愛媛県立吉田高等学校。
吉田高校は普通科だけでなく、機械建築工学科、電気電子科などがある、技術系の学校でもあります。
愛媛県冷凍空調設備工業会では、現在の会長のご縁から、数年前から出前授業を行っています。
阿部は今期から理事となり、この事業の取りまとめを任命されています。
阿部にとっては初めての事ですから、今回は今までの授業の流れを確認するために、サポートに回りました。
授業は三時限の枠をいただいて、我々の業界についての説明、どのような仕事をしているか、環境問題やフロンガスについて、エアコンの仕組みなどの座学を行ったあと、実際にエアコンを持ち込んで配管を接続、真空引きを行って試運転までの一連の作業を披露。
一通りエアコン工事に関して興味を持ってもらった後、実際に銅管の接続部分を加工する、フレア加工作業を体験してもらいます。
用意したのはフレアユニオンと銅管。
使用する工具はフレアツールとリーマー、パイプカッター。
まずパイプカッターで銅管を切断することから始まり、切断面のバリをリーマーでキレイに取り去ったあと、フレアツールでフレア加工を行います。
エアコン工事ではこの作業が一番の肝です。
銅管を開いたフレア部分は、パッキンの役目も行うため、キズの無いピカピカの鏡面仕上げにならないといけません。
こんな感じで接続して、フレアナットを締め込む仕組みです。
なぜバリ取りが必要か、なぜコンマ何ミリの加工が必要か、各テーブルで細かく教えてあげると、「へぇー」と笑顔で理解してくれました(^^)
質疑応答の場面では、やっぱり気になる資格についての質問が。
高校生の間に取れる資格、社会人になって経験年数を踏まないと取れない資格などさまざまあるこの業界。
日々勉強のこの業界に少しでも興味を持って、近い将来同じ世界で仕事ができたらいいですね(*^^*)
さて、阿部はこの経験を持ち帰って改善点を練り直し、松山の高校でもこれを活かして活動ができないか模索をする任務があります。
青年部とも連携していいものを作って、我々の業界にひとりでも多くの優秀な若い人材が加入してもらえる様、頑張ってまいります<(_ _)>
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