以前、他の現場で一緒に作業させていただいた建築屋さんのご紹介だそうです<(_ _)>
パナソニック CS-252CF-W(2012年製)、パナソニック CS-224CJ-W(2014年製)、どちらもフィルター自動掃除機能なしの標準タイプです。
現在、暖房で使用されているので、「もうちょっと先でもいいかな」と思われたそうですが、吹出口の中を覗いて、「毎日この風を吸い込むのは・・・」(^_^;)
各部屋のエアコンを確認させていただきましたが、今回は汚れの激しいこの2台を洗浄します。
こちらのお宅、建築屋さんのこだわりで、すべて隠蔽配管になっています。
隠蔽配管は別にいいんですけど、この配管の断熱はきちっと巻いておかないと、露タレの原因になりますね。
断熱材に隙間があると湿気を呼ぶため、配管がこんな感じになります。
フレアナット付近がアンモニア雰囲気になると、最悪はナットが割れてガス漏れを起こしてしまいます。
最悪の場合ですよ。その前に露タレが激しくなって気づきますけど。
2台とも取外しました。
配管の開口部はツッコミ所満載ですけど、知り合いの電気工事屋さんの施工なのでほどほどに(^_^;)
ちなみにこの建物は、外断熱の魔法瓶構造のため、開口部から外気が侵入することはありません。
お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
CS-252CF-W 熱交換器
CS-252CF-W ボディ内部
CS-252CF-W ドレンパン
CS-252CF-W ファン
CS-224CJ-W 熱交換器
CS-224CJ-W ボディ内部
CS-224CJ-W ドレンパン
CS-224CJ-W ファン
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
配管のフレアは必ず再加工します。フレアはパッキンの役目も兼ねていますから。
取外す前にアース線が付けられていなかったので、今回取付けておきます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続後、断熱材を隙間なくビニールテープで巻き付けます。
ビニールテープだけだと表面が結露するため、しっかりとフエルトテープを巻き付けます。
フエルトテープを巻いても湿気は寄ってきますが、露タレする前にじわじわと乾燥してくれる仕組みです。
銅管の断熱材がエンボス加工になっているのも、そういう理屈です。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
「急いでやっていただいて、ありがとうございました。また他のエアコンも洗浄すると思いますんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
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