いつもお世話になっているお客様から、5年前にアベ冷熱技研で施工させていただいたエアコンの分解洗浄をご依頼いただき、本日お引渡しにお伺いしてきました。
ダイキン ATR40PPE1-W(2013年製)フィルター自動掃除機能付き
ダイキン ATR28PSE1-W(2014年製)フィルター自動掃除機能付き
臭いとかは出ていませんが、吹出口を覗きこんだ際に黒カビが目に入ったため、気になってのご依頼です。
確かに奥の方には黒カビが見えますが、それよりフラップに付いた結露水の跡が気になります。
奥の方から結露水が飛んできていた様ですで。
これはですね、熱交換器の隙間にホコリが入り込んで、フィンとフィンの間が狭くなって、通過する風速が上がるため、結露水がドレンパンへ流れ落ちる前に吸い込まれてしまって、吹出口から飛び出してしまう現象です。
これは熱交換器を洗浄してやる事で、改善されます。
では、丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
2台しかないのに、ブルーシート内に収まりきらないほどのパーツ量です。
この写真に写っていませんが、これ以外に電気系統のパーツがたっぷりとあります...
ダイキンのこのタイプは下方向への吹出口があるため、余計なパーツが多い上に、重たくてデカイです。
足元が暖かくなるとか言うメリットを謳っていますが、ハッキリ言って必要ありませんよね。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
あと、ダイキンのこのタイプの熱交換器。
異常なほど分厚いです。
省エネ効率を良くするために、熱交換量を上げようと、3重~4重くらいになっています。
これほど分厚いと、高圧洗浄機でも洗浄液が貫通しません。
どう言う意味か解りますよね。
「分解しないと裏まで洗えない」んです。
解りますよね。これ以上は書きません(^_^;)
4.0kw 熱交換器↓
4.0kw ボディ内部↓
4.0kw ドレンパン↓
4.0kw ファン↓
2.8kw 熱交換器↓
2.8kw ボディ内部↓
2.8kw ドレンパン↓
2.8kw ファン↓
洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
しかしこのボディ... デカイですよねぇ...
15.5kgなので、フィルター自動掃除機能付きタイプとしては標準的な重さなんですけど、、、
このフニャフニャで柔らかいカバーが、より重さと持ちにくさを増幅しています...
それから、このタイプ。「スマートリモートコントロール」という、スマホで運転状態を確認したりON/OFFができる機能が付いてるんですけど、なんとこのアダプター、内蔵できなくて露出設置なんです。
信じられない設計ですね。
おかげで、重い上にこんなものがぶら下がっているので、脚立の上で喘ぎながら取付けです。
アダプターは見えない様に、室内機の上に置いてあります。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
これで内部のカビを気にすることなく、今年の夏をお過ごしいただける様になりましたね(^^)
お客様にはGoogleクチコミにコメントいただきました。
Kさん、いつもありがとうございます。
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
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