お客様の息子さんが近くの賃貸住宅に住まわれていて、今回ご実家へ戻られるとの事で、エアコン移設工事をご依頼いただきました。
はぃ、引越屋さんに頼めばいいじゃないって思いますよね(^_^;)
アベ冷熱技研にエアコンの移設をご依頼いただくお客様は、いろいろな経験をされています。
解りますよね。え?今までたくさん書いてきましたからもぅ詳しくは書きません。
そう言うことです(^^)
まずは今までお住まいだったお宅へ、エアコンの取外しにお伺いします。
冷房運転を行い、しっかりとポンプダウン(フロンガスの回収)を行って取外します。
この取外作業も重要な工程の一つですね。
取外しを失敗すると、ガス不足の原因にもなります。
タマに素人さんに「取外し方を教えてくれ」って聞かれますが、勝手にググってやってください。
失敗してケガされても責任取れませんから。
さて、移動してご実家の方へやって参りました。
既存機があります。
富士通ゼネラル製でかなり古いので、今回の移設機と取替えます。
こちらのお宅の既存エアコンは、すべて隠蔽配管(壁の中に配管を通している)です。
外観の見た目はいいですが、壁内で配管が結露したり、配管の隙間から外気が侵入したりと、いろいろと問題が出てきますね。
アベ冷熱技研があまり隠蔽配管をお奨めしていないのは、そんな理由があるからです。
既存機を撤去しました。
既存の隠蔽配管は使わないので、壁内でカットします。
室外機後ろの配管もカットして、配管穴はきちんと塞いでしまいます。
元の配管穴を利用して、外壁側へ穴を開けます。
気密性確保と、小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入します。
位置決めをして、背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。
引越業者の下請け業者さんは、ここで古い配管は取替える様に奨められます。
まだ使える配管も、すべて取替えを奨められます。
なぜか解りますよね。
適正価格で工事を請負っていれば、使える配管を取替える様に奨めたりしませんね。
取替えると、結構な金額要求されますよ。
はぃ、配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
この電動真空ポンプ、使わない業者さんも多いですから気を付けましょうね。
外周りはこんな感じで完成です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
この後、照明器具の取り替えなど、諸々ご依頼いただきました。
「お忙しそうな時に、いろんな事お願いしてすみません。また何かあったらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
某高専生です
返信削除新冷媒が普及して結構経つと思うんですけど、圧力や性質が繊細にも関わらず、未だに真空乾燥を行わない業者、適当な取り外し方でガスを漏らしてしまう人がいるんですね…
以前よりは減りましたけど、まだまだ無くなりませんね。
削除工具などはホームセンターでも手に入るので、素人さんでもやってしまうんですよね。
あと、工事費が安すぎて、台数こなさないとやっていけない部類の方々も存在しますから、真空引きの時間すら省いてしまうんですね。
エアコン工事も資格化が必要ですね。