日曜日ですが、いつもお世話になっている作道クリニック様のご依頼で、診察室に設置されているエアコンの取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MLZ-GX5617AS 1方向吹出しタイプ天カセハウジングエアコンです。
既存機も三菱電機製でした。
すごい年代物です(^_^;) 仕様書見ると1989年って書いてありました...
29年...さすが三菱(*^^*)
もちろんまだ全然現役で、ガンガン動いていますが、、、
「焦げ臭い臭いがする。」という事で、取替えのご依頼をいただきました<(_ _)>
手前に見える室外機は、以前アベ冷熱技研が取替えさせていただいたものです。
今回取替えの室外機は...
作業はお隣の敷地からアクセスさせていただくため、先に許可をいただいています。
重いのに、まぁまぁ大変な場所に設置されていました。
隠蔽配管流用なので今回もここへ置きますが、搬出が大変...
業務用パッケージエアコンなので、フロンガスの回収作業が必要ですが、元気に動いているので室外機へポンプダウンして撤去。
フロンガス回収は、持ち帰って行います。
今回も電動リフトが活躍です(*^^*)
と言うか、壁にピッタリ付かないので、結構危険な思いをして下ろしました。
診察室で、室内機の撤去に掛かります。
パネルを外したところで、ん???
あれ?ドレン管が断熱されていませんね。
よく結露しなかったもんだ(^_^;)
重たい室内機を撤去しました。
うわぁ、このドレン管、ずっと向こうまで断熱されていません...
忘れていたのか、何も考えてないのか...
しかも逆勾配になっていて、たっぷり水が溜まっていました。
え?もしかして29年分?(・_・;)
とりあえず押し込めるところまで断熱材を巻いて、勾配を付けておきます。
取付位置を決めて、型枠を設置。
アンカーを打つ場所を決めます。
アンカーを打ち込んで、吊りボルトを設置。
既存配管を流用しますが、配管サイズが3分・5分とワンサイズ太いため、異径ユニオンを使って3分→2分、5分→4分へサイズダウンします。
配管のサイズダウンがOKかどうかは、メーカーに確認済みです。
ただし能力が落ちるため、エアコンの能力はワンランク上げています。
冷媒配管をフレア加工して、ドレンも段取りしておきます。
室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
既存の開口部が大きすぎて、ここをどうしようかとずっと考えてたんですけど、こんな感じで天井ボードを取付けました。
天井面は総クロス貼りなのと、かなり変色しているため、阿部がして差し上げれるのはここまでです。
これ以上を望まれる場合は、その道のプロにご依頼ください(^_^;)
パネルを取付けて、作業完了です。
あとは、外れかかっていた他社施工のモールを留めなおして、試運転開始。
異常がない事を確認してお引き渡しです。
「お休みなのにすみません。これで快適に使えます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました。
焦げ臭い臭いもなくなって、不安な思いをする事もなくなりましたね(*^^*)
さて持ち帰ったエアコンは、フロン排出抑制法に基づいて、機器内のフロンガスを回収します。
回収ボンベに回収したフロンガスは、破壊処理業者へ持ち込み適正に破壊処理されます。
この様に、業務用エアコンは家庭用エアコンの家電リサイクル法とは違い、フロン排出抑制法の扱いになります。
アベ冷熱技研は「第一種フロン類回収業者登録店(愛媛県)」、「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工です。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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