お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV563S-W(2013年製) 標準タイプです。
室内機を取外すために、室外機側でポンプダウン(ガス回収)作業を行うのですが、室外機を見てあらあら...(´・ω・`)
新築時に、外構工事を行う前にエアコンを取付けると、こんな感じに埋められてしまいます。
以前、室外機が3分の1も埋められてるのを見たことがあります。
外構工事屋さんは恐ろしいですよ。
新築時に外構が終わっていない現場の場合は、下にもう一枚ブロックを敷くべきですね。
このままだと、室外機の底から腐って、寿命を縮めてしまいます。
配管を外そうと配管穴を見たら、ちゃんとスリーブが入って...あれ?
貫通スリーブ、入ってるには入ってるんですけど、3cmしかありませんよ(^_^;)
室内機を取外します。
あぁ、室内側の穴開けたら筋交いが出てきたので、目一杯斜め下へ向けて外側の穴を開けましたね(p_-)
大体、取付ける高さが高すぎるんですよね。
天井面から室内機の下面まで40cmにすれば、絶対筋交いに当りません。
はぃ、貫通スリーブ差し込むと、こんなにも角度が付きます...
まぁ排水は流れやすいですけど(^_^;)
あと、この施工業者さん、どうなんですかね?
端子へのケーブル差し込みも足りないし、何と言っても5.6kwのエアコンにVVF1.6mmのケーブル使ってるのには何とも言えません。
施工説明書には、2.0mm推奨と書いてあります。
但し書きで、最大電流15A以下でケーブル長さが10m以下なら1.6mmでもOKとあります。
この機種、最大運転電流が15Aです。
「ならOKじゃない」って、思いますか?
何事も余裕を持って当りたいですよね。2.0mm推奨って書いてますし。
アベ冷熱技研は、2.2kw(6畳用)のエアコンでも2.0mmを使用しています。
1.6mmでも2.0mmでも、価格差は微々たるものです。
安心・安全にご使用いただくのが、アベ冷熱技研のポリシーですから(*´ω`*)
という訳で、ケーブルは2.0mmに取り換えさせていただきます。
お預かりした室内機は、電気系統を取り除いて完全分解。
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
まずは埋まっている室外機を助け出します。
こんな感じで。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
最初、取外しにお伺いした日がかなり冷え込んでいて、室内機がキレイだったので、「ほんとに洗いますか?外したら今日から数日寒いみたいですよ。」とお話させていただいたんですけど、小さいお子さんがアレルギーをお持ちだそうで、お引き受けしました。
やって良かったです(^_^;) ぱっと見、室内機がキレイだったのはキチンとお掃除されてたからだったんですね。
奥は結構カビがありましたね。
「やっぱり4年で結構カビが生えるんですね。お願いして良かったです。また定期的にやらないといけませんね。」と、とてもお喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
こんばんは、この間の「引き抜き荷重」、とても勉強になりました。
返信削除最近、第二種電気工事士の勉強をしています。今回のエアコンは最大出力の時、電力の公式を使うと3000W消費するのに端子台に銅線を最後まで差し込まなかったり許容ギリギリの1.6mmのケーブルを使用したりと、突っ込みどころが多いと思いました(笑)
許容ギリギリで使用して発熱し、ケーブルが燃えるなどの事故が起きたらと思うと恐ろしいです。
「手抜き工事はダメ、ゼッタイ」 ですね…特に電気関係の事故は命を奪うこともありますし…
エアコンはいつもフル運転してる訳じゃないので、1.6mmが容量ギリギリかと言われるとそうでもなかったりします(^_^;)
削除でも、冷媒配管と一緒にケーブルも巻かれているので、暖房時に配管温度が上がるとケーブルの許容電流も危なくなるので、基本は2.0mmを使うのがいいですね。
端子の差し込み不足は、発熱の原因になるので危ないです。
ここは試験だと減点対象ですね(^_^;)
アドバイスありがとうございます!
返信削除1発で合格できるように頑張ります
頑張ってください!応援してます(*^^*)
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