お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。
シャープ AY-T22SBC(2007年製) 標準タイプです。
今回のご依頼は、1階リビングに付いている能力不足のエアコンを、2階子供部屋へ移設するついでに、分解洗浄もお願いしたいというご依頼です。
リビングと言ってもLDKなので、16畳くらいはあるのに、2.2kw6畳用のエアコンが付いていました。
10年経過しているのと、吹出口のフラップがブラブラで内部がカビだらけだったので、「これまだ使われるんですか?」と、とりあえずご確認させていただきましたが、「ぜひ」という事で(^_^;)
取外しに掛かります。
なんかもう珍しくもなくなりましたが、穴をパテ埋めしていない、断熱材をしっかり密閉していない...施工不良工事ですね。
持ち帰った室内機を分解していきます。
フラップがブラブラしているのは、根元が折れていたんですね。
分解していると、中から欠片が出てきたのでアロンアルファで補修しました。
分解を続けます。
さすがに10年経過しているので、熱交換器の側面部分はサビだらけです。
見えますかね?このビスを外さないと、熱交換器が外れません...
時間掛かりましたが、何とか外れました。
組立時には新しいビスに取替えます。
アベ冷熱技研が10年以上経過しているエアコンの分解洗浄をお奨めしない理由はこんなところにもあります。
無理して外そうとして、壊れてしまう場合もありますので。
電気系統を取り除いて完全分解。
標準タイプなのに、内部構造が複雑で部品が多いシャープ製。キライです・ω・
エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器↓
ボディ内部↓
ドレンパン↓
ファン↓
洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
移設先の子供部屋は初めてエアコンを取付けるので、穴あけからスタート。
気密性向上、小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
外部配管はスリムダクト仕上げ。
2階から真っ直ぐ降ろして、左側に室外機を置くスペースがありますが、ガス屋さんの通路を塞いでしまうので、ガスボンベより奥へ設置。
ボンベの出し入れも大変ですからね(*´ω`*)
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
もともと室外機はプラロックでベタ置きでしたが、植物が結構はっていたので、下部腐食防止のためブロックを一枚敷いて上げておきます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
外したリビングはどうなったかと言うと、ご主人さんの会社で半年ほど使われていたエアコンを取り付けました。
右の方には大きな戸棚を作られるそうで、部屋の真ん中辺りへ室内機を取り付けました。
配管穴を開け直す方法もご提案させていただきましたが、これ以上穴を開けたくないというご希望で、MDダクトを使って横引きしました。
このエアコンは3.6kw12畳用なので、6畳用に比べたら断然よく効きますね(^^)
「キレイに付けていただいて、ありがとうございます。2階のダクトもそんなに目立たないし、これでリビングも涼しくなります。」と、ご夫婦でとてもお喜びいただきました。
ビフォーアフターの写真をお渡しすると、絶句されていましたが(^_^;)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。
詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
→ エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研
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