2017年1月28日土曜日

マンションで1方向天井カセハウジングエアコン取替工事

マンションの一室に設置されている、天カセエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MLZ-GX365AS 1方向吹出し天井カセット形ハウジングエアコンです。


既存機は三菱重工製。


故障して室外機が動きません。


1995年製ですから修理不可。

取替えのお見積りをさせていただき、今回ご依頼いただきました<(_ _)>

毎回この三菱重工製で悩まされるのが、室内機と室外機を繋ぐ信号線。

電源線2芯・信号線2芯の4芯。。。
現在発売されているエアコンのほとんどが、2.0mm×3芯です。
4芯だからいいんじゃない?と思うかも知れませんが、信号線が0.75sqのヨリ線なのでNGです。
今回は冷媒配管も4分から3分へサイズダウンしますから、配管とケーブルは入れ替えることになりました。

まずは既存機を撤去。


既存配管を抜いて、2分3分の冷媒配管とVVF2.0mm×3cのケーブルを入れていきます。


ベランダ側に出てきました。

距離はそんなに長くはありませんが、配管穴が65Φと狭く、引きずり出すのに苦労しました。。。
ドレンはVP25なので流用します。

新しく取付ける室内機は横幅寸法が少し大きくなるので、天井の両サイドを少しカットします。


吊りボルト位置も変わります。
アンカーを打ち込んで、吊りボルトを降ろします。


冷媒配管の末端をフレア加工。


室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。


三菱電機製品のここが好きです(*´ω`*)

お客様には見えないところですが、配管を抑えるパイプバンド方式。
冷媒配管の断熱材は経年収縮するため、銅管部分が裸になり露たれの原因になります。
これを防止するためにも、このパイプバンドは威力を発揮する訳です。
こういう細かい配慮、好きなんですよねぇ~(*^^*)

室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


真空引きの間に、パネル・グリルを取付けて、室内側は完了。
縦方向の開口部が大きいので、ワイドリニューアルパネルを付けています。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

これでまた今日から、快適にお過ごしいただける様になりましたね(^^)v

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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