2016年9月14日水曜日

電気容量が足りず量販店にエアコン工事を断られたお宅で電気容量増設工事

「量販店でエアコンを付けてもらおうと思ったら、電気容量が足りないんで取付けできないって言われたので、電気の容量を上げてくれませんか」と、ご依頼いただき、本日電気工事にお伺いしてきました。

既存の分電盤です。かなり古い借家で、漏電遮断器などは付いていません。

なんか2つ、無理矢理増設されているブレーカーが見えますね...
エアコン3台あるのに、この設備では貧弱です。
頻繁にブレーカーが落ちていたそうです...

幹線ケーブルは2.6mmx2c。
200V機器は使えず100Vしか取れません。


断られた取替え予定のエアコン...

電源周り、なんか凄いことになってますね(^_^;)

「阿部さんに任せます。安全に使える様にお願いします。」との事でご依頼いただき、電気図面を描いて四国電力へ電力増設申請。を行います。


電力から受付OKが出ると、電気工事に掛かります。
改めて分電盤を見ると...凄いですねぇ...
今まで事故がなくて良かったです。


既存の分電盤を撤去して、新しく漏電遮断器搭載の分電盤へ取替えます。


「悪そうなところがあれば、この際に治しておいてください。」とのご希望なので、キッチンのこの部分もタコ足過ぎるのと、延長コードが恐ろしく黒いので、別の場所へコンセントを増設します。


平屋なので天井裏スペースは作業し易いです。
でも築年数なりに、結構なホコリでマスクが必須。


はい、コンセント増設完了。


宅内工事が完了すると、電力量計を単3のスマートメーターへ取替えます。


幹線ケーブルは、VVF2.6mmx2cからCV-T8sqへ容量アップ。


外周りはこんな感じで完成。

以前はケーブルをそのまま外壁に留めていましたが、今回は塩ビ管で保護しました。

引込ケーブルは、まだ2線のままです。
竣工報告後、引込認定店がケーブル張替えに来てくれるので、とりあえず仮接続。


あとは絶縁抵抗計を使って、異常がないか確認後電源投入。
主幹ブレーカー50Aの漏電遮断器。分岐回路6回路となり、安心してご使用いただける様になりました。


で、そのエアコンの方ですが、結局「もうエアコンも阿部さんにお願いします。お奨めの安い物があれば付けてください。」との事で(^_^;)

さくっと、三菱霧ヶ峰GVタイプをお買い上げいただきました<(_ _)>
量販店さんありがとう(*^^*)チガウ

「あぁ、これで安心して使える。ホント丁寧にやってもらって助かったです。」と、大変お喜びいただきました。

アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事や修理・点検もお気軽にご相談ください。

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