2016年7月6日水曜日

調子の悪いガス給湯器から快適なエコキュートへ取替えるオール電化工事

いつもお世話になっているお客様から、「ガス給湯器の調子が悪いので、いっそオール電化にしたい。」とのご相談をいただき、ご提案・お見積り、そして本日お引き渡しさせていただきました。

三菱電機製 エコキュート ハイパワー給湯・バブルお掃除・追いだきフルオート SRT-S37U


IHクッキングヒーターはパナソニック製で、お客様支給品です。


既存のガス給湯器。


ブロック塀と建物の間は78cm。

通常のタンクユニットを横向きに置けば、入らない寸法でもありません。
薄型タンクなら絶対置ける幅ですが、勝手口があり通路になっているため、できればこの隙間にタンクユニットを置くのは避けたいところ。

悩んでいたところ、お客様が「ここでいいです」。

ここ中庭になってるので、見ため的にどうかなと思ってたんですが、通路を有効に使うためにはここしかありません。
という訳で、お見積りさせていただき、今回のご依頼をなりました。

まずは電気設備図面を描いて、四国電力へ申請します。


申請許可が下りるのに一週間程度掛かりますが、それまでに行える作業を進めていきます。
お湯を沸かす工程で、タンクユニットとヒートポンプユニットからは排水(膨張水と結露水)が出ます。
結構な量の水が出るので、垂れ流しはNG。
近くの雨水マスへ接続します。

こちらはヒートポンプ側。 エアコンのドレン管が垂れ流し状態だったので、一緒に雨水マスへ。

タンクユニット側も、排水管を雨水マスへ接続。
同時に給水・給湯管も立ち上げておきます。


タンクユニットの基礎を造るため、型枠を組んでメッシュ筋を入れます。


コンクリートを流し込んで完了。
この状態で一週間ほど寝かして、硬化を待ちます。


次に電源工事。
分電盤と浴室は2階にあります。
今回、主幹ブレーカー容量が75Aなので一次側は触らず、エコキュートとIHクッキングヒーター用の専用回路を増設します。


天井裏から、、、


床下を通したり、、、


梁があって立ち下げできないところは、外部を塩ビ管で立ち下げたりして配線。


コンロ下に200V30Aの専用コンセントを設置。

エコキュートは直接接続になります。

基礎が硬化したら、タンクユニットを留めるアンカーを打ち込みます。


配管工事を進めていきます。


ヒートポンプは通路側へ設置します。
排水マスやバルブがあるため、溶融亜鉛めっき製の高置台で交わします。


ガス設備はガス供給会社へお願いして撤去していただくのが通例ですが、今回のガス供給会社はガス管切り離しだけの作業で帰ってしまいました(^_^;)
なので、ガス機器も撤去しました。

エコキュート搬入、据付です。

配管類を接続して、注水。
タンク内が満杯になるのに時間が掛かりますから、他の作業に掛かります。

ガスコンロも残っているので撤去。


配線工事は終わっているので、サクッとIHクッキングヒーターに入れ替えて完了。


電力契約もオール電化契約に変わりますから、アナログメーターからスマートメーターへ取替えます。


タンク注水完了後、電源投入し、初期設定。


試運転を行います。


今回、フロ循環アダプタは既存のものを流用。
異常がない事を確認して、使用方法をご説明してお引き渡しです。


外周りはこんな感じで完成です。

ヒートポンプユニットの位置は、隣家の窓の位置などを考慮して、運転音のクレームがない様に対処しています。

後日、お客様からアンケートのご回答をいただきました。

工事中、雨に降られたり、風もなく暑い日もあったり、結構大変な時期の工事ではありましたが、こうやってお喜びいただけると、とても嬉しいです。

アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

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