この前エアコン工事にお伺いさせていただいたお宅で、電気設備の容量増工事を行いました。
既存設備はノーヒューズブレーカー2つ。
電灯回路とコンセント回路に分かれているだけで、漏電遮断器がありません。
宅内配線は、電灯回路が碍子引き。
漏電遮断器がないので、ちょっと不安ですね。
今回設備改修をお奨めしたのは、エアコンのコンセントを近くのコンセントから分岐していたためです。
エアコンの能力が大きいと、それだけ流れる電流値も増えるので、細いケーブルだと熱を持ってきます。
この時もケーブルが発熱しているにも関わらず、ブレーカーが落ちない状態でしたので、早めの改修をお奨めして、今回ご依頼いただきました。
すぐに四国電力へ申請書を提出して、作業に掛かります。
右が既存のメーターボックス。
左の2つは電気温水器の物です。
メーターを外して、一次側ケーブルを張り替えていきます。
左側が既存のケーブル。右側が新しいケーブルです。
単2から単3化する事で、100Vしか使えなかったところが、200V回路も使える様になります。
既存ブレーカーを撤去して、漏電遮断器搭載の分電盤を設置。
四国電力で預かってきたスマートメーターを取付けます。
メーター周りはこんな感じ。
既存の引込線とケーブルを接続して、外周り完了。
宅内は2回路コンセント増設するので、分電盤からケーブルを各部屋へ。
エアコン専用コンセントと、キッチンに1個専用コンセントを増設するため、露出配線で持って行きます。
天井裏通せば見えないんですが、ことらのお宅は増築を繰り返していて、天井裏を通せるのはほんの数メートルしかないので、すべて露出にさせていただきました。
エアコン専用コンセント完了。
キッチン専用コンセント増設完了。
主幹40Aの漏電遮断器、分岐回路は4回路に増えました。
予備ブレーカー1回路、スペースも3つあるので、今後の増設も可能です。
「今日から安心して使える様になりました。暑い中ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました。
アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
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