2014年4月25日金曜日

日立製 標準タイプエアコン×2台分解洗浄工事

お預かりしていましたエアコンの分解洗浄が完了したので、取付けにお伺いしてきました。

日立 RAS-2810NX(2002年製)
日立 RAS-2210NX(2002年製)

通常、10年以上経過しているエアコンの分解洗浄はお奨めしておりませんが、「もし壊れたら新しいのに買い換えるし、阿部さん信用してますから。」と言われまして、一切の保証無しでお引き受けさせていただきました(^_^;)

まずは、取外しにお伺いする訳ですが、ここからいろいろと問題が見られまして・・・

配管穴をパテ埋めしていない。。。

もちろん貫通スリーブなんて入ってない。。。

ドレンホースは曲がりの所で潰れてる。。。


新品で取付けたハズなのに、ケーブルがいろんな所でジョイントされている。。。


極めつけは、フレアナット割れ。。。

フレアナットが割れるとガス漏れが起こります。
オイルが付着していたので、漏れたのは間違いありませんね。

フレアナット割れは、素材の不具合・断熱不足・周囲の環境などいろんな原因がありますが、今回のこの工事状況から考えると、単純なナットの締め過ぎってところでしょう。。。

残念な施工事例の一挙公開でございました<(_ _)>

さて、洗浄に掛かります。
室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると、再取付けにお伺いします。
貫通スリーブが入ってないので、新たに挿入。


室内機を取付けます。


割れていたフレアナットを新しい物に取替え、フレア再加工。


締め付けはトルクレンチを使って、規定トルクを掛けて締め付けます。


配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


真空引き作業が完了すると、試運転。


ガス圧測定を行い、ガスが減っていないか確認します。

思ったほど減っていませんでした。
ガス圧が高くなる暖房運転はあまり使われていないらしく、漏れ量も少なく済んだ様です。
この時期の外気温であれば、この運転圧力で問題ないので、追加補充は見送りました。

無事洗浄もできたし、不良箇所も治せましたので、まだ当分は使えますね(・ω<)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をご覧いただけます↓
[emoji:v-109]エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

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