土曜日と本日の2日間掛けて、マンションの一室に設置されている、システムマルチエアコンの取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機製システムマルチエアコン
MXZ-682AS 室外機×1台・MSZ-402GXAS-W-IN 室内機×1台・MSZ-222GXAS-W-IN 室内機×2台
室内機の位置関係はこんな感じです。(※この図面は参考図です<(_ _)>)
リビングは、室内機後ろが建物の梁のため、穴の位置が下がっています。
他の部屋はすべて壁内・床下の隠蔽配管。
1台のみビルトインタイプ。
図面見て、「ん?室内機4台あるじゃない」と思われた方は正解です(^_^;)
今まで和室はリビングの1台で足りていたとの事で、今回触らず撤去もしなくていいとの事です。
室外機はこんな感じでした。
室外機ファンが回らない状態でしたが、部品が無く修理不能のため取替えをご検討されていました。
ちょっと嫌な予感がしたので、端子台を見てみると・・・
「うわっ!またか!」、、、思わず声が出ましたね(^_^;)
以前にもこのBlogで同様のマンションについて書きましたが、室内機~室外機の操作線が2芯しかありません。。。
現在、どのメーカーも3芯ケーブル仕様となっているため、このままでは取替えができないんです(_ _;)
唯一、天井裏が見える所はユニットバスの所だけ。。。
頭は入るものの、大きな梁があったり、換気扇のダクトが通ってたりして、先が見えません(_ _;)
一番遠い玄関側からベランダまで、ケーブルを入れる事ができるのか・・・
この下見にお伺いしたのは、昨年年末。
とりあえず「できるものとして」、と言う事でお見積りをお渡ししていました。
お客様はその間、他の業者さんでも見積りを取られたそうですが、その業者さんは「無理」との事で、各部屋に1対1のルームエアコン設置を提案されたそうです。
お客様は「どうしてもマルチタイプを捨て難い」との事で、再度当社へご相談いただきました。
本当に無理な所は露出配線になる事をご理解いただいた上で、今回お引き受けさせていただきました。
実際不安なままのスタートですが、できるだけお客様のご期待に添える様に頑張りましたよ。
まずは既存機撤去です。
1台目から嫌な感じで、右側にドレン管が。。。(´・ω・`)
苦労しそうな嫌な雰囲気ですが、気を取り直して。。。
ビルトインタイプはサクッと撤去完了。
ビルトインを外したスペースから、少しだけ天井裏が見えます。
ここも使って何とかなるかな?
呼び線を通して見ます。
梁と天井裏の隙間も利用できるかやってみたり・・・(ここは通りませんでした)
ローカのダウンライトを外して、腕だけ突っ込んで手探りでやってみたり。
リビングは天井裏が無いので、キッチンのレンジフード経由で・・・
リビングの吊り戸棚の裏のダクトスペースを使って、ベランダ側へ通して行きます。
そのまま屋外へ出せれば良かったんですが、さすがに50cm近くある梁は貫通できないので、ここはプラモールで横引きして、リビングエアコンの配管穴から通す事にしました。
リビングの室内機を取付けてしまった後の写真ですが、こんな感じの仕上がりです。
これで3系統のケーブル、室外機の所まで通りました(^^)v
ここまで来れば、後はエアコンを付けるだけです。
室外機側は社長に任せて、室内機を設置していきます。
ビルトインタイプがあった所も壁掛形にするため、配管を延長していきます。
屋内作業のため溶接接続ではなく、ユニオン接続とします。
ドレン管も保温して延長します。
木板で塞いで、室内機背面板を取付けます。
ここまで来ると後はいつもの通り。
見る角度によっては上部に木板が見えますが、問題ないレベルでしょ?
もう1台、ドレン管が嫌な感じの所。
左側の冷媒配管の下面と、右側のドレン管の下面が、ドレンの方が3cmも上がっていると言う何とも難しい状況での設置でしたが、、、
何事も無かった様に完成(^^)v
作業が完了すると試運転を行なって、異常がない事を確認してお引き渡しです。
ケーブル工事がどんな感じになるか不安でしたが、無事2日間で完工する事ができて良かったです。
他の業者さんが断った工事をやり切る事ができた上、お客様のご希望に沿う事もでき喜んでいただいて、今回もやり甲斐ありました<(_ _)>
三菱電機製エアコンは、本体が1年保証・冷媒回路が5年間の保証が付いていますが、「延長保証が欲しい」方には10年延長保証をお奨めしております。
今回もご説明させていただき、10年延長保証をご依頼いただきました<(_ _)>
アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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