昨日に引き続き、新築住宅でエアコン新設工事です。
三菱電機製 霧ヶ峰エアコン お客様支給品です。
この写真見て「ん?」って思いました?(^_^;)
これ、収納の一部を利用して取付けてあります。
今回、工事のご依頼を頂いて、初めて現地下見にお伺いした時こんな状況でした。
自分 「え?ここにエアコン入れるんですか?」
お客様 「そうです、ここにエアコン付けて、前面に格子を・・・」
自分 「ダメです。」
お客様 「なんで?」
自分 「サーキュレーション(自分が吹き出した風を吸い込む)を起こすので、機械的に無理です。」
お客様 「でも設計士さんは、今までにもやってきたと・・・」
自分 「うちも以前、設計士さんに言われるままに設置したことありますが、サーキュレーション起こしてクレームが出ました。それでもよろしいですか?」
お客様 「もうここしか取付ける所ないからねぇ。。。」
・・・ここに取付けるとどの様な障害が発生するか、きちんとご説明させていただき、最終的にはお客様と設計士さんにご判断いただく事になりました。
そして出た結論は・・・
はい、ホントこの部屋、ここしか取付ける場所が無いんです。
無いなら無いでビルトインタイプや天カセタイプを設計段階で入れるのが、普通の設計だと思うんですけど、自分の考え方が間違ってますか???
最近はデザイン重視で、使う人の立場に立った設計ができてない住宅が増えてきた感じがします。
で、サーキュレーション起こすし、人感ムーブアイセンサーも誤反応するし、どうするの?と思ったら、使う時だけ格子を跳ね上げるそうです。。。
・・・もう何も言いません。
ここしか取付けできないので、ここに取付けます(^_^;)
位置決めをして、配管穴を開けます。
できるだけサーキュレーションを起こさないように、目一杯手前に壁を作っていただいたので、外壁までの壁の厚みが30cm程あります。
今回は、塩ビ管をスリーブ代わりにして挿入。
後のメンテナンス性を考慮して、事前に室内機の配管を溶接延長しておきました。
標準のままだと、接続口が壁内に隠れてしまいます。
室内機を取付け。
上部も目一杯上に設置しました。
これもサーキュレーション予防です。
外部配管は、スリムダクトで化粧仕上げ。
注:ブラック色は取り寄せ品です。
室外機に配管を接続し、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
外部はこんな感じで完成です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
目一杯手前に出して、目一杯上に設置してますが、暖房時は吹き出しが真下に向くので、少々サーキュレーション気味になります。
これは強制的に吹き出し方向を変えて頂くしかありません。
ムーブアイの意味がありませんけど。。。(^_^;)
ちなみに、格子を閉じるとこんな感じです。
隣接する和室も同様でした。
この2日間で他の部屋も設置しましたが、雨が降るのと作業に時間が掛かって、結局7台の内4台しか完了できませんでした。
もう一台洗浄をご依頼頂いているので、残りの工事は来週になりますね。
とりあえずこれで、お引越しまでに必要なお部屋だけは設置完了です(^^)v
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
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