2010年10月28日木曜日

アパートのCATV設備点検

昨日夕方、いつもご依頼いただいている同じ町内のアパートの大家さんから、「アパートの人がテレビが映らんて言よるけん、ちょっと見に来てもらえんやろか。」とご連絡いただき、早速お伺いして見ると。。。

その部屋にお住まいの方は、大家さんを介さずに直接大手家電店さんへ修理依頼したらしく、アナログテレビの脇にラインブースターを取付けてあり、地デジチューナーまで接続され、地デジチャンネルが映っていました。

「これどうしたんですか?」とお聞きすると、「この機械(地デジチューナー)は、知り合いがくれたんよ。ほんで今日は家電屋さんが来て、アンテナが倒れとった言うて、倒れとんを立て直してくれてキレイに見える様になったんよ。」と。。。

アンテナ? 倒れとった? 地デジチューナー???
実はこのアパート、ビル陰共聴としてCATVが入ってるんです。
確かに、古いアンテナ設備は残っている訳ですが。。。

「いやいや、アンテナが倒れてても関係ないんですよ。このアパートはCATVが入ってるんですから。」とご説明しながら、テレビの脇に巻かれたCATVのケーブルを測定器につないで測定すると・・・

あれ? レベルが無い。。。(-_-;)?
・・・と言う事で、昨日は暗くなっていたので、気を取り直して今朝一番に点検にお伺いしてきました。

「たぶんココだろう」と思っていたのは、ブースター。

以前に別の工事でお伺いした時も思ったんですが、「なんでこんな所に引き込みしたんだろう?」と言うところに、CATV保安器とブースターボックスが付いています。
大家さんの家とアパートの隙間で、やっと一人通れるスペースにあり、表の道路からはまったく見えません。
この場所へ到達するためには、アパートの部屋の中を通らないとダメな場所です。
もちろん当社施工じゃないですよ。

早速、ブースターを確認。

動作ランプが点灯していません。。。
古いブースターなので故障かなと思いましたが、、、

とりあえず、コンセント電圧を測って見ます。

あれ? 無電圧。。。
この電源、どこで取っているんだろう???

と言う事で、6部屋の状況を確認すると・・・有りました、1つ空き部屋が。。。
その部屋のブレーカーを入れると、無事ブースターが作動。
共用設備は共用電源から取って欲しいものです。

部屋に戻り、再度レベル測定。

ちょっとレベルが高かったので、適正値に調整して完璧です。

ケーブルをテレビに接続して、チャンネル調整。

51chまで問題なく受信できました(*^^)v

「いやぁ~、うれしいわぁ。こんなにいっぱい映るん?ほんと、ありがとう。」と、大変喜んでいただきましたが、、、 ???・・・と言う事は今までどうやったん?
気になったので、残りの各部屋1軒1軒テレビの受信状況を確認して見ると、みなさんCATVが映ることをご存じなかった様で、1軒は卓上アンテナでご覧になっていました。。。(-_-;)

で、各部屋、テレビに接続されること無く転がっているケーブルをテレビに接続し、チャンネル設定。。。
各部屋で感動されました(^_^;)

アパートの上に残っている紛らわしい既存のアンテナは、来週撤去することにしました。

愛媛CATVでは、2015年までデジアナ変換(地デジ放送をアナログに変換)を行うことを決定しています。
来年アナログ停波となっても、CATV利用者は2015年まで今まで使っているアナログテレビがご利用いただけます。
CATV利用者の方でも、この事をご存じない方が多くいらっしゃいます。

[emoji:v-109]「デジアナ変換サービス」についてのご案内:愛媛CATV

どうです?
全国的に見ても、ここまでお客様の立場に立ったサービス展開をしているCATV会社は稀です。
やっぱり愛媛CATVですね(*^^)v
アベ冷熱技研は、「愛媛CATV契約代行・映像通信工事認定店」です。
お客様の生活環境に合ったコースをご提案・設計させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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