お昼から、愛媛県冷凍空調設備工業会主催の「フロン漏洩防止対策セミナー」へ出席してきました。
日設連から講師をお迎えし、フロンガス漏洩の現状と、今後の業界としての対策をお話いただきました。
エアコンや冷凍機に充填されているフロンガス。
ご存じの通り、大気中に漏れてしまうと「オゾン層破壊」や「地球温暖化促進」などの影響があります。
実はこのフロンガス、二酸化炭素の数百倍から数千倍の温暖化効果があります。
みなさんが省エネ機器に買い替えたり、レジ袋を使わない様にしたり、シャワーの時間を短くしたり、、、一生懸命努力しても、少量のフロンガスが大気中に漏れ出すとすべて水の泡となってしまいます。
フロンガスが漏れる原因には、施工不良・機器の劣化・廃棄時の不適正処理などがあります。
日設連では、今後の取組みとしてガイドラインを策定・フロン漏洩点検資格者規定の策定などを行い、施工・保守サービス業者の認定制度を導入し、早期にガス漏れを発見できる仕組みを作り上げていくそうです。
また、フレア加工不良による漏れを無くすため、配管の接続方法を変えることも検討されている見たいです。
またワンショットみたいな接続方法が出てくるんでしょうか?
メーカーの動きとしては、やっぱり新しいフロンガスの開発です。
環境負荷の無い冷媒ガスを開発すれば、回収の必要も無くなる訳です。
アンモニアやイソブタン、プロパン、二酸化炭素なども候補に挙がっていますが、毒性・引火性が強いとか、圧力が高すぎるなどの問題があるため、実用には遠い様です。
「HFO」と言う低GWP冷媒が自動車向けに開発されている様で、これの応用版がルームエアコンに適用される可能性があるそうです。
業界はいろいろな技術革新で、この地球を守ろうと努力しています。
わたしたち施工業者も、この流れに反することなく進んで行かなくてはいけませんね。
アベ冷熱技研はこの様な活動に賛同し、「フロンの見える化」も行っています。
機器廃棄時にフロン回収業者に依頼せず、みだりに特定製品から大気中にフロンガスを放出すると、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金を科せられます。
アベ冷熱技研は、未来ある子供たちのためにフロンガスを回収し適正処理を行います。
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