先月末から掛っていたリフォーム工事が完了しました。
今回の工事はお客様のご指定をいただき、建築と電気工事の分離発注で電気工事を受注。
正確には、電気・空調・CATV・ネット・電話です。
昨年の年末からご相談いただいていて、電気関係のご提案をさせていただいていました。
永年、鉄骨造3階建て住宅兼店舗というお宅で、ご商売をされていましたが、今回、1階の店舗・事務所を居住部にするためリフォームをされました。
まずは、1階部分の間仕切りをすべて解体してしまいます。
古いコンセントやスイッチ、照明器具などを撤去していきます。
既存配線は再利用するので、絶縁処理をしておきます。
解体が終わると、新しい間仕切り工事が始まります。
この間に、コンセントやスイッチの配線を入れていきます。
外壁面はブロック造なので、配線や配管を立ち下げるためにブロックをハツリました。
大工さんは2人でどんどん進んで行くので、必死で配線します。
この時1日だけ、夜の11時半まで1人で配線工事をしました。。。
翌日には、バンバンと石工ボードが貼られて、天井や壁が出来上がってきます。
ボードが貼られている間に、既存の分電盤へ、増設する回路を設置していきます。
既存の回路だけで一杯のところに、6回路も増設します。
かなり時間が掛りましたが、とりあえず収まりました。
6回路分の配線は壁がブロックで隠蔽できないため、未来工業製の配線モールで天井へ立ち上げました。
休む間もなく、石工ボードが貼られた壁へ、コンセントやスイッチ用にボックスを入れて置いた場所を開口していきます。
ここで開口しておかないと後で大変なことになるので、忘れないようにチェックも怠りません。
後は、クロス屋さんがクロスを貼っている間に、外部のCATV設備の改修と増設を行います。
時間が無いので、クロスが貼れたところから、追い掛けるように配線器具を取り付けていきます。
もちろん使用する配線器具は、パナソニック電工製コスモシリーズです。
大きなスイッチハンドルと、やわらかなラウンドフォルムで落ち着いた感じに仕上がります。
廊下部のコンセントには、センサー付きの足元灯内臓タイプを設置。
夜中にトイレに行くのにも、足元を照らしてくれるので不便しません。
照明器具は何度かプランさせていただき、「阿部さんにお任せするけん」と一任いただきました。
「あかり」は、その部屋のイメージを一変させてしまうので、結構気を使うところです。
明るければいいと言うものでも無いので、リビングダイニングには爽快なパルック色を、寝室や廊下・玄関などは落ち着いた電球色を採用しました。
写真は携帯カメラで撮ったのでちょっと暗めに写っていますが、結構いい雰囲気に仕上がったと思っています。
個人的には予算が許すなら、間接照明やダウンライトなども取り入れてみたかったですね。
とりあえず、建築と電気工事はこれで終わりましたが、エアコン・ネットの工事がまだ残っています。
そちらの方は、お客様が落ち着いてからと言うことになりました。
追いつ追われつ、、、大変な現場でした(-_-;)
最後は、まだクロス貼ってるのに、美装屋さんが掃除を始めるし、その掃除しているところをかき分けながら配線器具を取り付けている自分がいて、、、疲れました。。。
やっぱり建築工事が絡む電気工事は、当社には向いていませんね。
これが夏場でなくて良かった。
あぁ~、腕が痛い。
明日はぜったい病院行くぞ(>_<)
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キッチンのスポット照明が特にすてきです。
築23年の我が家では照明を付けるとジーという音がし、安定器の故障だと言われました。幸い、引っ掛けシーリングでしたので、自分で取り替えることができました。
ところで、昔の建物だと露出配管や配線のものをよく見ますが、ハツリをすればきれいに収めることができるんですね。勉強になりました。
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素人さん、コメントありがとうございます。
最近の照明器具は「カチット」タイプが普及してきましたから、誰でも取り換えが可能になりましたね。
築年数が古いお宅には引掛シーリングが無いお宅があり、時々設置工事のご依頼を頂きます。
キッチンの照明は、当初、戸棚が付く予定だったので「流し元蛍光灯」を設置するつもりだったんですが、開口して窓を作るようになったので、悩んだあげく、「ちょっとおしゃれな感じがいいかな」と提案させていただきました。
配線の隠蔽ですが、今回は建物の構造上(鉄骨造)から壁をハツッって隠蔽しましたが、マンション(鉄筋コンクリート造)などでこんな事したら大変な事になります。