2023年2月6日月曜日

隠蔽配管の富士通ゼネラルエアコンの取外し完全分解洗浄作業

昨年、他のお部屋のエアコン取替工事をご依頼いただいたお客様から、エアコン分解洗浄のご依頼をいただき、本日再取付にお伺いさせていただきました。

富士通ゼネラル AS-C28G-W(2018年製) 自動掃除機能なしのスタンダードタイプです。

今回はリビングに設置されているエアコンで、収納棚のところに隠蔽配管で取付けられていました。

せっかくキレイなお部屋なのに、コンセントと配管穴の位置がなんとも残念です...

しかも、左配管接続のために室内機を持ち上げるスペースもありません...
これ、恐らく、天井高で配管位置とコンセント位置を割り出したんだと思います。
収納棚の枠の分、天井が下がってくることを想定していなかったんでしょうね。
コンセントの位置を右に寄せていれば、なんとでもできたのに、ホント残念な施工です。

配管の接続部分は、テープがきちんと巻けていなかったため、内部結露を起こしてナットは粉を噴いてるし、銅管は真っ黒になってしまっていました。

かなりやりにくかったですが、なんとか外せました。
再取付けはもっと苦労しそうです...

今回、お客様は洗浄受付再開をずっとお待ちいただいていた様です。
「冬はパネルヒーターがあるのでエアコンは使ってません。阿部さんの都合でいつでもいいので、お願いできませんか?」とご連絡いただきまして、いつでもいいならとお引き受けさせていただきました。
子供さんが体調が悪いそうで、エアコンの吹出口から見えるカビがどうしても気になるとの事でした。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

凄いたくさんのススの様なものが大量に流れ出てきたんですけど、何なんでしょうかね?
カビとはちょっと違う感じです。
お客様にお聞きしても、室内でススが出る様なものは使っていないとの事でした。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
めちゃめちゃやりにくくて大変でした...

電動式真空ポンプを使って、配管内部をしっかりと真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「綿棒で手前の方は掃除してみたんですけど、黒いの見えてこれはダメだと思ったんでお願いしました。キレイにしていただいて、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2023年2月4日土曜日

分譲マンションで13年お使いのパナソニックから三菱電機へエアコン取替工事


初めてのお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZXV5622S-W 霧ヶ峰プレミアムモデルをお買い上げいただきました。

既存機はパナソニック製です。
マンションご購入の際に、元々設置されていたものだそうです。

MDダクトを使っていますが、この部分にゴムの突き合わせ部材を使っていた様です。
既に取れてしまってありませんが、両面テープで貼り付けるため、数年すると両面テープがドロドロになってこんな風になります。
なので、アベ冷熱技研ではゴムの突き合わせ部材は使いません。

室外機はベランダに二段置きにされています。
下段が今回取替える室外機で、上段は別の部屋のものです。

排水のための溝が掘ってありますが、国道沿いのため黒いススが多く、ここが常に湿っている状態を避けたいと、お客様自身でドレンホースを延長されていました。
ドレンホースの横引きは、ヘドロが溜まって詰まる原因になるのでお奨めできませんね。

さて、二段置台が流用できないかと思いましたが、ちょっと無理な様です。
既存機でもかなりピチピチな状態でしたから、もし修理となると支障が出ることになります。

では作業に掛かります。
まずは既存機を撤去。
二段置台も取替えるので、別の部屋の室外機も一旦取外します。

既存の架台はそのまま降ろせないのと、車に積めないので、ここでバラして降ろします。

室内側も撤去完了。

位置決めをして、背面板とMDダクトを設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

新しい架台を組んで、ドレンは塩ビ管を使って排水口まで導きます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

別の部屋の室外機も乗せて、室外機周りは完了。
吹出ガイドの設置は、このマンション規約だそうです。
ガイドの向きまで細かく文章で決められていました。

さて、室内機のMDダクト突き合わせ部分ですが、下からトン付けでやっておいてもいいんですが、長年するとカバーがずり落ちて隙間が開いてきます。
これを防止するために、ホワイトのコーキングで軽くシールしておきます。
これでいつまでも隙間が開くことはありません。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
当初は2台取替えのご依頼でしたが、もう一台の方は分解洗浄してもう少し使われる事になりまして、この後、室内機を取外してお預かりさせていただきました。
来週また、再取付けにお伺いさせていただきます。

「Blogで拝見した通り、丁寧に取付けていただいてありがとうございました。また洗浄の方もよろしくお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年2月3日金曜日

22年お使いの霧ヶ峰からJXVタイプ7.1kw霧ヶ峰へ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV7122S-W ハイスペックモデル霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

既存機も霧ヶ峰です。
2001年製で22年お使いです。
まだ動いていますが少し能力不足の様で、ファンヒーターを併用しないと寒いという状況のため、取替えをご希望です。
既存機が4.0kwで、今回取付けるのが7.1kwになります。

これ、配管の経路がなかなか大変です...
サッシに窓パネルを取付けて屋外へ出していますが、ロスナイ換気扇を設置しているため、途中に仕切り板が付いています。
既存機は2分3分の配管ですが、新しく取付けるのは2分4分なので通るか微妙です...

で、室外機はどこ?
え?これはちょっと...
これではエアコンが可愛そうです。
今回取替えに当たって、この辺りを整理していただく様にお願いしました。

と、ここまでが現地調査にお伺いした時の模様です。

では作業に掛かります。まずは既存機の撤去から。
お客様が整理されて、スッキリと室外機と配管が見えましたね。

さすがに20年以上経過していますから、室外機の底の方はボロボロでした。

既存機の撤去が完了。
新しいエアコンは右へ寄せて取付けようかと思っていたんですが、ちょっとこれは元の位置に取付けるしかなさそうですね...

新しいエアコンは7.1kwで4分の配管を使うため、曲げ箇所はベンダを使って曲げます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管穴キツキツでしたが、何とか通りました。
これも一人でやると、結構辛いです。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「ファンヒーター使うとね、空気が汚れるのと灯油を運ぶのが大変でね。これでエアコンだけで暖房ができる様になるんで、良かった。またお願いするんで、よろしくお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年2月2日木曜日

富士通ゼネラル Nocria 通称ガンダムエアコン取外分解洗浄作業


お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

富士通ゼネラル AS-X56H2W(2018年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。
あれ?一般のお客様のエアコン分解洗浄受付再開したの?って思われると思いますが、今回は事情がありましてお引き受けしました。

このエアコン、約1年半前に分解洗浄させていただきましたが、昨年秋頃に運転したら臭いが出たので、エアコンの中を覗いて見たらカビが生えていたため、この寒い日が続く中、エアコンの暖房運転をしていないというお話をいただきまして、お伺いさせていただきました。
内部は結構汚れていますね。
黒カビも見えます...

なんでこんなに汚れるのが早いんだろうかと思ったら、上部の吸込みグリルにホコリがビッシリ...
フィルターも掃除が間に合わずに、向こう側が見えないほどに目詰まりしてしまっています。

これはエアコンが原因ではなくて、お部屋の環境ですね。
カビが生えるのはお部屋の湿度が高いからです。
冷房運転中にホコリがボディに付着して、そのホコリが湿気と合わさってカビが生えてしまいます。
フィルター自動掃除してるのに、なんでホコリが入るの?ってよく聞かれますけど、自動掃除機能と言っても、フィルターの表面をブラシで擦ってるだけですから、逆にフィルターの目より細かいホコリがブラシで濾されて奥に入ってしまうんです。
なので、フィルター自動掃除機能搭載機の方が、カビが繁殖しやすい傾向がありますね。
湿気がこもらない様に、お部屋の環境を改善してください...とはいきませんよね(^_^;)

今回のお客様は、よくお話を聞いていると、キッチンで調理をするときに換気扇を回さないとお話されていました。
これは最悪の環境です。
ガスコンロの場合、ガスを室内で燃やすと水蒸気が発生します。
しかも炎は上昇気流を発生するため、お湯などを沸かすと蒸気が天井面に上がっていって、エアコンに吸い込まれますね。
換気扇を回していないと、思った以上に天井面には湿気が滞留してしまうため、カビが生えやすい環境になってしまいます。
調理の時は換気扇を回してください(^_^;)
ひとつの改善点としてご提案させていただきました。

分解洗浄を行うため、室内機を取外してお預かりします。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

電動式真空ポンプを使って、配管内部をしっかりと真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「お忙しいのに受けてもらって、ありがとうございました。風が気持ち良いです!これで安心してエアコンが使えます。次は3年持たせる様に頑張ります!」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。