2022年11月4日金曜日

18年使用した自宅のエコキュートが故障で370Lから460Lへ取替工事

本日は早朝から一日掛けて、阿部の自宅のエコキュートを取替えました。

三菱電機 SRT-W466 460LフルオートW追いだきエコキュート Aシリーズです。

既存機も三菱のエコキュートです。
2004年製で、18年前の新築時に設置したものです。
当時はエコキュートを大々的に推し進めて行こうと言う風潮で、エコキュートの補助金も出ていましたね。
この頃まで、アベ冷熱技研はボイラーが主流でしたが、「これからはエコキュートでオール電化が来る!」と考えて、自宅新築の機会に、自分の勉強のために設置した経緯があります。
なので、このエコキュートが、アベ冷熱技研の第一号機だった訳です。

18年間、これまでに2回ほど故障修理で使ってきましたが、今年に入って「P05」というエラーが表示される様になって、自動湯はりができなくなりました。
ふろ自動ボタンを押すと、30秒ほど湯はりするのですが、止まってエラーが出ます。
調べてみると湯量センサーの故障の様でしたが、既に部品がなく修理不可。
まぁ浴槽にお湯を貯めるなら、シャワーを浴槽に沈めておけば貯まりますから、しばらくそれで使っていました。

ところが二週間ほど前から「P31」というエラーまで表示される様になって、追いだきができなくなりました。
毎晩、夜11時頃に帰宅する阿部にとって、追いだきができない風呂は地獄です...
毎晩、ぬるい湯に漬かって震えながら体を洗っていましたが、さすがにこれからの季節は耐えられないと思い、一念発起しました。

さて、予定はみっちりで取替なんかしている時間はないぞ...
と、ずっとモヤモヤしていたんですけど、先週頑張ったお陰で一日だけ余裕ができた(ホントはいろいろ準備しなければいけない)ので、本日決行させていただきました。
工事をお待ちいただいているみなさまには大変申し訳ないのですが、毎晩震えるのが耐え難いのであります。

既存機を撤去していきます。

18年も使うと、いろんなところに不具合は出てきますね。
よく持った方だと思います。

撤去完了。

タンクが大きくなるので、アンカーを打ち直します。

アンカーはいつもの様に、HILTIのウエッジアンカーを使用します。
このアンカーは叩き込んだ後に、ナットを締めて引っ張る事で強度が増します。
引っ張れば引っ張るほど、コンクリートへ食い込む仕組みのため信頼性は抜群です。

今回、浴槽アダプターと追いだき配管は流用します。
これがですね、5分の銅管を使っていたので、溶接延長しなければなりませんでした。
アベ冷熱技研の一号機でしたから、当時はどんな材料がいいか、いろいろ考えながらやってましたので、銅管でやっていました。
この頃はまだ、三層管という素晴らしい配管材は生まれていませんでした。

新しいエコキュートを据えて、配管類を接続していきます。
配管接続が完了すると、漏れテストを行って異常がないことを確認。

リモコンも取替えて、電源投入。
初期設定を行います。

エア抜き運転が完了すると、試運転を行います。

温かいお湯が出るのを確認して、試運転完了。

あとは、配管周りにしっかりと断熱材を巻いて、放熱ロスを抑えます。
タンクユニットの下部に、脚部カバーを取付けて完成。
新しい脚部カバーは、お客様でも簡単に開け締めできる扉が付きましたね。
ここには非常用取水栓が付いていて、災害時などにここからタンク内の水(お湯)が取れる仕組みになっています。
防災士の阿部的には、これはいい改善点だと思います。

今回、370Lだったタンク容量を460Lにしました。
実は冬場になると、夕方にはお湯が足りなくなってヒートポンプがフル運転していました。
電化住宅契約のため、夜間の電気代は安いですが、日中は高いです。
その高い時間帯にフル運転されると、グンと電気代が跳ね上がってしまいますね。
安い夜間にできるだけたくさんのお湯を作ってタンクに貯めておけば、自ずと電気代は抑えられます。
ここ最近、電力値上げの話題がニュースでも飛び交っていますから、ここはやっぱり大きいタンクをということで、470Lにしました。

さぁ、今晩からゆっくりお風呂に浸かれそうです。
明日からも頑張りますね。

アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
エコキュートやオール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

2022年11月1日火曜日

築40年の賃貸マンションで二部屋同時リフォームに伴う電気設備改修工事

8月末頃から取り掛かっていました、いつもの賃貸マンションの改修工事の仕上げに行ってきました。
今回のリフォームは2件です。

まぁ今までとほぼ同じ流れですね。
先行して建築屋さんが解体を行います。
その後にお呼びがかかって、電気の配線作業やらを阿部が行います。

このマンション、40年前の製品がほぼ残ってるのが凄いところです。

当時はウォシュレットとかなかった時代ですから、いろいろと専用コンセントを増設したり、スイッチの場所がおかしかったりするので移動してみたりと、かなりやる事が山盛りです。

浴室の換気扇は外そうと触るだけで、頭からサビの嵐です...

エアコンが残置されていますが、10年を超える古いものは撤去処分します。

一見キレイに見えますが、運転するとゴォ~っと異音がするものもあるので、こちらも処分です。

コンセントは懐かしいタイプですが、差し込みがユルユルなものもあるため、配線器具はすべて取替えます。
8月に古い設備を撤去して、しばらく大工さんやクロス屋さんたちが内装工事を行ってから、今度は新しい器具を設置に行きます。

10月中旬には内装も終わっていた様ですが、阿部が忙しくてですね、先週土曜日から仕上げに入らせていただきました。
オーナー様も、建築屋さんも、「阿部さんのペースに合わせますから、倒れない様にやってください。」とのお言葉をいただいております。

古い配線器具を取替えていきます。
テレビユニットは直付けタイプでしたが、、、

デジタル対応のコネクタタイプに取替えます。

コンセントもスイッチも、すべてパナソニック製のコスモシリーズに取替えました。

キッチン周りは結構いろんな器具を取付けないといけないので、結構時間の掛かるエリアです。

ボロボロだった浴室の換気扇も新しいものに。

トイレも爽快で気持ちのいい空間になりました。

この古い分電盤も取替えます。

1981年製って記載がありますね。
長持ちするねって思います?
もしかしたらONのままで故障してるかも知れませんよ。
何か起こっても動作しなければ大変なことになりますから、分電盤は定期的に取替えをお奨めします。

二次側のケーブルがスポッと抜けました。
長年してビスが緩んでいたんでしょうね。
高付加な回路の場合、ここが熱を持って発火する可能性もあります。
今回取替えで良かったですね。

安全で新しい分電盤に変わりました。

扉付きですから、玄関周りもスッキリしました。

エアコンは新しい霧ヶ峰に。

外部配管は化粧カバーで施工。

もう1件の方は他のお部屋で取外して、分解洗浄して保管していたものを設置しました。

まだまだ使えますね。
あとは、水道屋さんがトイレや洗面台を設置して、美掃屋さんがキレイに掃除して完了です。

いやぁ、かなり工事が混み合っているので、日程調整が大変でした。
お待ちいただいているみなさまに感謝でございます。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2022年10月30日日曜日

2022年 八坂地区自主防災連合会 防災研修会

毎年この時期の日曜日は、八坂地区自主防災連合会の防災訓練を開催しています。
予定みっちりですが、基本日曜日は仕事をお休みしているので、本日開催された防災研修会へ参加してきました。
阿部はどういう訳か、この八坂地区自主防災連合会の副会長兼広報担当という役職をいただいております。

今年はコロナの感染拡大防止のため、いつもの住民参加型の訓練は行わず、各町内会長、防災会長、防災士のみなさんのみにご参加いただいて、防災研修会としての開催です。
八坂小学校体育館をお借りしての座学となります。

講師にお招きしたのは、愛媛大学防災情報研究センター 副センター長 高橋治郎先生です。
「南海地震への備えと自助・共助」と題して、先生が経験されてきたことをご講話いただきました。

南海地震が起こる確率は日に日に増しています。
自分たちができることは、命を守ること。
大切な家族を守るために何が必要か、今一度見直してみましょうね。

2022年10月28日金曜日

斜め天井で取替できない1方向天カセエアコンからルームエアコンへ取替工事

はぃ。昨日のマンションの続きで、朝一番から2台目の取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV3622-W 霧ヶ峰ハイスペックモデルをお買い上げいただきました。

既存機は昨日同様、三菱重工製。
でも何かおかしいと思いません?
室内機が天井にめり込んでいますよね。
このお部屋、天井が斜め天井になっているんです。
パネルの寸法に合わせて大工さんが作ったんでしょうけど、今回の様に取替えの時にどうにもならなくなります。
天カセタイプは各メーカー寸法が違うため、ここにピッタリ収めることができないんです。
同じ三菱重工にすればいいと思いました?
重工製でも、現行機はこの天井寸法に合いません。
ね。見た目がきれいからと特殊な取付けをやると、後々困るのは住んでいるお客様になります。
これはどうしようもありませんね。

と言うことで、「普通のルームエアコンにしてほしい」とお客様のご希望ですが、取付けできる壁はここしかありません。
カーテンレールが何とも...ですが、なんとかできそうです。

ただし、電源工事が必要なのと、配管穴を開けなければなりません。
ベランダ側を見てみると、ちょうど先ほどの壁面のところに、既存の室外機が座っています。

大きな梁があるので、コア抜きどうしようかなぁと思って近づいて見ると、、、
あれ?これってエアコン用の穴じゃありません?
室内側はボードが貼られていますけど、この穴が流用できますね。

という訳で、作業に掛かります。
まずは、既存機をポンプダウンして取外します。
昨日同様、フロンガスは持ち帰って回収します。

新しいエアコンの取付けに掛かります。
ベランダ側から位置を探って、配管穴を開けます。

位置決めをして、背面板を設置。
電源は既存室外機のところから延長して、コンセントを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
接続部分は穴の中へ入ってしまいますが、これはどうにも仕方ありません。

電源ケーブルはこんな感じで、既存ダクトから新しいエアコン側へ引いています。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
カーテンレールは寄せてありますが、両サイドギリギリというか挟まれています。
後日リフォームされるそうなので、その際にカーテンレールの位置も変えられるそうです。

これでエアコンの異音とお別れして、快適にお使いいただける様になりましたね。

さて、持ち帰ったエアコンから、フロンガスを回収します。
家庭用エアコンですが、天井カセット形ハウジングエアコンはフロン排出抑制法の対象となり業務用と同じ扱いになるので、こうやって回収作業が必要です。
同じフロンなのに、おかしな法律でしょ。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。