2022年8月6日土曜日

エアコン1台で全館空調のお家の2階2部屋がどうしても効きが悪いのでエアコン新設工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2221-W 霧ヶ峰スタンダードタイプを2台、お買い上げいただきました。

こちらのお家、高気密高断熱仕様で、エアコン1台と循環送風機で家中を空調(全館空調)されている建物です。
新築されてから数年お住まいですが、どうしても2階の部屋の冷えが悪いという事で、今回2部屋2台のエアコン新設をご依頼いただきました。

まぁそうですよね。1階と2階では温度差があって当然ですから、高気密高断熱の建物であっても、近年の猛暑が続けば熱も入ってきます。
冷風を循環させても、各部屋にサーモ(温度センサー)がある訳ではないので、温度管理はかなり難しい状態になりますね。
特に子供部屋で個室となると、扉を閉めてしまいますし。

空調業界では全館空調はかなり難しい設計になります。
建物の気密性がいいからと言って、ルームエアコン1台でどうにかしようとするのは少し無理があるかなと阿部的には思ってます。

では作業に掛かります。
1つ目のお部屋はこちら。
将来を見越して、エアコン専用のコンセントはあります。

位置決めをして、背面板を設置。

配管穴を開けていきます。

小動物侵入防止と気密性確保のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

と、ここでイキナリどしゃ降りの雨に・・・

いやぁ、、、晴れの予報だったんで、カッパなんかは持っていません...
小雨になったところで、作業再開。
かなりの時間ロスです...

ずっと小雨に打たれながら、なんとか配管を立ち下げました。

室外機を繋ぐ頃には雨が上がりました。
体はズブ濡れです。。。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

工事が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目が完了。

昼休憩を挟んで、2部屋目に掛かります。

位置決めをして、背面板を設置。

慎重に配管穴を開けていきます。

こちらも同様に、貫通スリーブを挿入。

午前中とは打って変わって、晴天になりました。
日陰は風があって涼しいですが、陽に当たると溶けそうです...

まったく何℃あるんだ!と温度計を見ると・・・見るんじゃなかった...

もぅフラフラになりながら、くねくねと配管を下ろしました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

工事が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これで2階のお部屋も快適にご使用いただける様になりましたね。

「暑い中、途中雨も降って大変な作業で、ホントありがとうございました。またエアコン洗浄の時とかにお願いしますね。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年8月5日金曜日

ガタガタと音がするエアコンが壊れる前に三菱霧ヶ峰へ取替工事(隠蔽配管)

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、リビングに設置されているエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV5622S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

既存機はダイキン。
2006年製なので16年ご使用です。
まだ動いてはいますが、前面パネルが上手く作動せずガタガタと大きな音を立てるので、完全に故障する前に取替えをご希望です。

こちらのお宅はすべて隠蔽配管なので、故障する前に取替えるのが得策ですね。

では作業に掛かります。
ポンプダウンして、室外機を撤去。
室外機の下に敷くブロックを置いてみましたが、配管が短いです。

溶接して延長しておきます。

室内機の方も撤去しました。

新しい室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
室外機下には、泥ハネ軽減のためにブロックを敷いています。

工事が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「ありがとうございます。他の部屋も取替えの時は阿部さんに霧ヶ峰にしてもらいますから、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年8月4日木曜日

22年ご使用のエアコンが故障のため三菱霧ヶ峰へ取替工事(隠蔽配管流用)

昨年、別のお部屋の取替工事をさせていただいたお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2522-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は松下電器産業製でした。
ランプが点滅して、動作しません。

こちらのお宅、すべてのお部屋のエアコンが隠蔽配管になっています。

建物裏へ室外機をまとめられるとか、配管が見えないから美観上いいとかのメリットもありますが、やっぱり阿部的には隠蔽配管はお奨めしていません。
理由は前にも書きましたので、ここでは書きませんよ。

既存機は2000年製。22年も経過していますね...
こういう古いエアコンは、故障する前に取替えていただく方が、隠蔽配管流用の際のリスクが軽減できますし、何よりお客様ご自身が、暑い時期に取替えまでの期間に苦しい思いをしなくて済みますね。

既存機を撤去して、既存配管内を窒素ガスでパージしておきます。
配管内は非常にきれいな状態でした。

室内機も撤去。

新しい室内機の背面板を設置して、配管が短いのでフレアユニオンで接続延長します。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

工事が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「早めにしていただいて助かりました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

猛暑の中 専用コンセント5回路増設・分電盤取替え・エアコン新設工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、ご実家の電気工事とエアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2222-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

今回のご依頼は、エアコンのない部屋へ1台新設と、各部屋のエアコン専用コンセントを増設、そして古い分電盤の取替えです。

各部屋のエアコンは専用回路ではなく、足元のコンセントから延長コードなどで使われていました。

分電盤は少し空きがありますけど、かなり年代物なので取替えます。

主幹ブレーカーは1979年製造と記載があります。
43年ですか・・・ 松下電工製は優秀ですね。
動作するのかどうかは別として(^_^;)

さて、専用回路を増設しないといけませんが、一階部分に点検口などは一切ありません。
ちょうど分電盤の上の部屋が和室だったので、畳を剥ぐって床を開口して作業スペースに。
下に見えているのは、1階の天井です。

こんな感じで作業するんですけど、1分も持ちません...
脳に血が逆流するのと、もの凄い暑さで気が遠くなりそうです...

見える風景はこんな感じです。
向こうの方には大きな梁があって、どうしてもその先の作業ができません。

1時間ほど格闘しましたが、どうしても梁の向こう側のケーブルが通らないので、仕方なく手前の部屋で2本ケーブルを降ろしました。

ちょうど裏側のところにコンセントが必要なので、1本はこんな風にして。

こんな感じで通しました。
苦肉の策です。露出配線よりはマシですね。

1階は3箇所増設。

2階の一箇所は、土壁で壁内を立ち上げることができないので、木部を少しカットしてケーブルを立ち上げます。

こんな感じで増設。
右上側のコンセントは換気扇用です。

配線工事が終わると、分電盤を取替えていきます。
既存盤を撤去。

新しい盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。

今までブレーカーが落ちたことはないですか?とお聞きすると、キッチンでレンジ類を使うと切れることがあるとの事。

レンジ専用コンセントも増設しておきました。

あとは、各部屋に増設したエアコン専用コンセントの電圧を確認して、エアコンのプラグを差し替えておきます。

「おお、キレイになったなぁ。これで安心して使えるわぃ。」と、大変喜んでおられました。

と、ここまでが昨日一日の作業です。
ホント、暑いのとケーブルがなかなか通らないのとで、全然スピードが上がりません...

そして今朝は、エアコン新設工事にお伺いです。
取付け場所はこちら。
右側に見えるのは、FF式ファンヒーターの煙突です。
暖房はこのファンヒーターを使われているそうです。

配管を外壁側へ出すには、隣の部屋と同じ経路で通す形になります。

まずは位置決めをして、背面板を設置。
土壁なので、スライド金具で取付けています。

一箇所貫通があるので、配管穴を開けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

見た目悪いですけど、テープ巻き仕上げで。

こんな感じで立ち下げます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

工事が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「いやぁ、一番暑い時にすみませんなぁ。丁寧にしていただいて、安心して使えます。これでこの部屋も涼しくなります。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。