2022年7月25日月曜日

猫ちゃん専用の3階小屋裏部屋へエアコン新設工事

たくさんの猫を飼っているFB友さんのご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2821-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。 

設置する場所は、リフォームされた3階小屋裏部屋。

電気工事屋さんが、「この辺でいいでしょ」と設置されたエアコン専用コンセント。
う~ん、床置形エアコンでも設置するつもりですか?

コンセント側の外壁を外から見上げると、この位置です。
なに?どうやってエアコン取付けるの?って感じですね。
屋根は急勾配。ハシゴを立てられるスペースは一切ありません。
どう考えても、こちら側にエアコンは無理です。

じゃぁどうしようかという事で、反対側しかスペースはありません。

外側から見るとこの位置です。
玄関側正面なので、ご提案するのももの凄く悩んだんですけど、「いいです。見た目なんか気にしませんから。猫のためなら全然大丈夫です。」と、お客様。
そこまで言われるなら、こちら側でいきましょうか。

しかしこの外壁がクセモノです...この凹凸と、不規則な並び...

では工事に掛かります。
午前中は日陰なので、そよ風が涼しい感じでスタートです。

この外壁が大変で、先にスリムダクトを取付けていきます。
真っ直ぐ下ろすのにも一苦労です。

穴開けは、ハシゴの上で外壁側から。
内側から開けると、貼り付けてある外壁材が外れてしまうからです。

この位置に貫通しました。
はぃ。ナント、ここまでの作業で午前中が潰れました...
ホント、この外壁嫌いです...

午後からは室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

午前中と打って変わって、ガンガンと直射日光が突き刺さります...
空調服を着てても、汗が吹き出てきてクラクラ。

配管ルートはこんな感じで。う~ん...

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

外周りはこんな感じで完成です。
阿部的にはまったく納得がいかず、モヤモヤ感満載のルート取りで、なんか恥ずかしいです。
この時点で夕方5時過ぎです。
もの凄い時間が掛かっています。

まだ電源工事が残っています。
反対側にあった専用コンセントから、化粧モールを使ってケーブルを延長。

室内機側に専用コンセントを取付けました。
ここまで1時間ほど経過。

あとは試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これで20匹近くいる猫ちゃんたちも、快適に過ごせますね(^^)

「わぁ、涼しい!エアコン付かないのかと思って諦めかけてたんですけど、こんなにキレイに取付けてもらってありがとうございます。これから24時間つけっぱなしです。この子らも快適になりました。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年7月23日土曜日

新築住宅で三菱エコキュート460L取付工事

エアコン・CATVと共に依頼いただいた、Mさんの新築住宅のエコキュート取付工事にお伺いしてきました。

三菱エコキュート 460L プレミアムモデルPシリーズ フルオートW追いだきタイプ お客様支給品です。
※基本、エコキュートなどの重量物のお客様支給は受付できません。タンクユニット据付には人数が必要なため、お客様が搬入できる場合のみとさせていただいています。

新築なので、コンクリート基礎と給水・給湯の配管は建築側で施工済です。
ピンクの給湯管、もう少し向こう側にしてもらえてたら、こちら側を正面に設置できたんですけどねぇ...

配置決めをして、アンカーの位置を決めます。

アンカーはいつもの様に、HILTIのウエッジアンカーを使用します。
このアンカーは叩き込んだ後に、ナットを締めて引っ張る事で強度が増します。
引っ張れば引っ張るほど、コンクリートへ食い込む仕組みのため信頼性は抜群です。

浴槽循環用のホースも、先行で仕込んでもらっています。
ただし、今回のエコキュートはホットあわー仕様のため、もう一本空気チューブが必要です。

この黒いチューブが空気チューブなんですけど、吹付け断熱材が分厚くて、かなり手こずりました...

こんな感じで、専用の循環アダプタへ接続します。

リモコンケーブルは、ユニットバスの天井裏へ転がしてあるので、リモコンを取付けるところまで通します。

リモコンと循環アダプタの取付け完了です。

エコキュートの搬入です。
90kg近いタンクユニットを、狭い通路を4人掛かりで無傷のまま据え付けます。

足元をしっかりとアンカーに固定。

ヒートポンプユニットを置く場所には、止水栓と排水桝があるため、平置台を使ってユニットを上げます。

ヒートポンプユニットを設置して、配管類を接続していきます。

タンクユニットの方も配管を接続して、接続部分もしっかりと断熱しておきます。

通水試験完了後、水漏れなどの異常がない事を確認して脚部カバーを取付けます。

電源を投入して、初期設定。

あとは、湯はりが正常にできるか試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これで引っ越し当日からゆっくりお風呂に浸かれますね(^^)

アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
エコキュートやオール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

新築住宅で三菱霧ヶ峰エアコン×4台新設取付工事

阿部が数日Blogを更新しなくなったら、倒れているか、忙しすぎて放置してるかのどちらかだと思ってください(^_^;)
はぃ。倒れる訳にはいかないくらいバタバタさせていただいております(u_u*)

この4日間、電気工事組合の青年部時代からのお付き合いのあるMさんが、めでたく新築住宅を購入されたので、エアコン工事とエコキュート据付からCATV加入まで、フルコースでご依頼いただいていまして、本日、エアコンとエコキュートの工事が完了しました。
CATVはまだお引越しが来月なので、またその際に書きますね。

今回はエアコンとエコキュートは別々の記事にさせていただいて、この記事にはエアコン工事の模様を書きますよ。

エアコン機器は、阿部が激推しの三菱霧ヶ峰を4台、お客様支給品です。

建物引き渡しは終わってますが、お引越しは来月なので「阿部ちゃんの好きな時に工事してもらったんでええけん」との事で、やりたい様にやらせていただきます(^^)

まずは4台分、一気に穴開けしていきます。
お部屋に家具がない状態だと、ひとつの作業を一気にやってしまう方がスピード的に早いです。
この建物、木造ですが筋交いの無い仕様なので、壁内の柱とケーブルだけ気をつけて開ければ大丈夫です。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

先週見た今週の天気予報はずっと雨マークだったんですけど、Mさんの晴れ男っぷりが全開で、麦わら帽子被ってないと倒れそうなくらいの晴天です。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

こんな感じで、外壁に合わせてスリムダクトはブラウン色で。

こちら側の外壁はアイボリー色で。

土のところは砂利を入れるそうですが、泥ハネ軽減のためにプラロックの下にブロックを敷いておきます。

リビングの室外機周り。

ベランダ置きのドレン排水は、垂れ流しやドレンホースの転がしではなく、塩ビ管を使って排水溝まで導きます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これで来月の引っ越しも、涼しくできる様になりましたね(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年7月17日日曜日

分譲マンションで三菱システムマルチエアコン取替工事

昨日から取り掛かっていた、マンションの一室に設置されているシステムマルチエアコンの取替工事が、本日完了しました。

 【三菱電機製システムマルチエアコン】
MXZ-6817AS 室外機×1台・MLZ-GX3617AS-IN 天カセ室内機・MLZ-GX2817AS-IN 天カセ室内機・MSZ-2217GXAS-IN 壁掛け室内機・MAC-R01PW 化粧パネルホワイト×2個

既存機は三菱重工(ビーバー)製で、天井カセット形1方向吹き出しタイプの室内機×2台、壁掛形×1台、室外機×1台のマルチエアコンです。
このBlogをずっとご覧になっている方にはお馴染みのマンションの、お馴染みのマルチエアコンです。
今回も、マンション内の口コミでご紹介いただきました。

ちょうど一ヶ月前になりますが、エアコンが動かなくなったとの事で点検にお伺いしていました。
室内機はリモコンで反応するものの、ランプが点滅してエラーが出ます。

室外機が動かないので、内部を確認すると基板が一部焼けていました。
製造年は1995年です。27年目ですから、部品もなく修理はできません。
以前にも一度点検にお伺いした際に、「そろそろ寿命ですから、故障する前に取替えをお奨めします。故障してからだと、取替え費用もかさみますよ。」とお伝えしていたんですけど...

という訳で、取替えのご依頼をいただきましたが、、、エアコンを注文を入れても納期が出ません。
お客様も覚悟はされていたのと、一台だけルームエアコンがあるので、しばらくそれで我慢していただいていました。

という訳で、ほぼ一ヶ月お待ちいただいて、昨日から着工。
さすがにこの案件を一人でやるのは無理なので、一日だけ忙しいSくんに応援を頼みました。

では作業に掛かります。
エアコンが動くならこの作業は必要ないんですけど、ポンプダウン運転ができないため、現地でフロンガスを回収します。
法律により、みだりに特定製品から大気中にフロンガスを放出すると、懲役刑または、相当の罰金を科せられます。

ガス回収が完了すると、既存機をすべて撤去します。

隠蔽配管なので既存配管は流用しますが、各室内機と室外機までの信号線に問題があります。

この既存機、各室内機と室外機までの信号線が、屋内用警報用ケーブル0.9mm×2芯を使っています。
現在、各メーカーから発売されているエアコンは、VVF2.0mm×3芯でなければならないため、ケーブルはすべて入れ替えないといけません。
これが毎回大変な作業なんです。

他の業者さんは各所に点検口を作るみたいですが、アベ冷熱技研は余計な点検口を作らないのがポリシーです。

浴室の点検口を利用したり。

天井換気扇を外して点検口代わりに使ったり。
取外した室内機のところも点検口として利用して、天井面に余計なものを作らない様にします。

でも結構大変な作業なんですよ。
大きな梁がいくつもあって、目視はできるけど手が届かないところの梁貫通部分にケーブルを通していくとか...

これらは一人では絶対できない作業です。
今までに、このマンションで十数件こなしてきた二人だからできる作業です。

リビングにケーブルが通りました。

子供部屋にも。

壁掛けエアコンの部屋にも。

天井裏からベランダへの取出しは、毎回なぜかここにある配管穴を利用して取出します。

取出した3系統のケーブルは、スリムダクトに収めて立ち下げます。

これで各部屋から室外機まで、新しいケーブルが通りました。

では室内機の取付けに掛かります。
新しい室内機は開口寸法が違うため、少し両端を開口して広げます。

吊り下げるアンカーの位置も変わるため、アンカーをすべて打ち直します。

室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。

壁掛けの方も接続。

パネルを取付けて、、

室内機周りが完了。

やっぱり二人でやると作業が捗ります。

ここまでが昨日一日の作業内容でした。

そして本日日曜日ですが、お客様が土日しかお休みが取れないので、休日返上でお伺いさせていただきました。
今日は一人ぼっちです。
まぁ室外機周りだけなので、一人で十分です。

既存配管はビチビチに短いため、途中から溶接して延長します。
間に太い雨水管があるため、もの凄くやり辛い位置です...

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

真空引きが終わると、室外機の吹出口に風向ガイドを取付けておきます。
このマンションでは初めて使いましたが、この対面側にルームエアコンの室外機があるため、お互いが熱風を掛け合わない様にガイドを取付けさせていただきました。

すべての作業が完了すると、試運転を行い。

異常がないことを確認して、

お引渡しとなります。
今回の工事、一日と約半日掛かっています。
3人だと一日で終われるんですけど、繁忙期は無理ですね。

「ありがとうございました。お盆までにエアコン入ってこないかと思ってたんですけど、早くしてもらえて良かったです。これで涼しくなります。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。