2022年5月18日水曜日

他社に5万円掛かると言われたLAN配線工事

初めてのお客様のご依頼で、2階から1階へのLAN配線工事にお伺いしてきました。

建物は鉄骨造3階建て。
建設当初は1階と2・3階が別世帯だったそうで、玄関は別々になっています。
ネット回線はピカラをご利用されていて、2階のキッチンにS-ONUとWiFiルーターが設置されています。

今回、1階のお部屋へ、有線でLAN配線をしてほしいというご依頼です。

中継機を使われていますが、鉄骨造なので電波状態が悪く、よく切れるというお話です。
この建物、以前はシステムテレフォンを使われていたそうで、各部屋に電話用モジュラジャックがあります。
一見、この既存配管を使えば、どの部屋にでもLANケーブルが通せそうだと思いますが・・・

実は、アベ冷熱技研にご相談いただく前に、他社で見積もりをしてもらったそうです。
この既存配管を調査したそうですが、まったく通らず、すべて露出配線工事になるそうで、見積もり価格は5万円と提示されたそうです。
お客様はたった1配線で5万円はキツイなぁと言う事で、セカンドオピニオンとしてお声掛けいただきました。

S-ONUは、なぜかキッチンの片隅に転がされていました。
引込み側からここまでしか光ケーブルが通らなかったそうです。

という事は、ここから各部屋へ配管が伸びているハズ。
呼び線を入れて、経路を調査していきます。
・・・が、入れても入れても、どこにも出てきません。

天井裏点検口を探して、天井裏の状況を確認してみると・・・
いやぁ、、、配管が途中で切れてるから、いくら呼び線を入れても、他の部屋まで到達する訳がありませんね。
仕方ないので、やはり露出配線でやるしかないですと、先月の現地調査の際にお見積りさせていただいていました。
金額的には当社の方が安かったので、ご依頼いただきました。

そして本日施工。
あれからいろいろ考えていました。もしかしたら隠蔽で行けるんじゃないかと。

工事に掛かります。
2階点検口の隣の和室にあるモジュラジャックまでの配管は、点検口付近を通っています。

この配管を途中カットして呼び線を挿入すると、和室のところまで通りました。
よし!行ける!

点検口からキッチンまではほとんど離れていませんが、鉄骨が邪魔してキッチンの天井裏が見えません。
ふっと照明器具のところを見ると、切込みが...

お!これは点検口じゃないですか!

H鋼の隙間からキッチン側を狙って、呼び線を挿入。

おぉ!バッチリです!通りました。

ここからルーターまでの間にもH鋼があるので、隙間をじわじわと入れて通します。

LANケーブルを通して、ルーターのところまで出ました。
壁の中は通らないので、天井面にノズルプレートを付けて、化粧モールで立ち下げ。

さて、2階和室のところから、1階まで通るかどうか・・・

いやぁ、かなりキツかったですけど、なんとか通りました!

LANモジュラを取付けて、配線工事完了。
固定電話は使われていないので、電話のモジュラジャックは必要ないんですけど、一応。

LANケーブルに断線がないかチェックします。

異常がないことを確認して工事完了です。

LANケーブルをWiFiルーターへ接続して、1階のパソコンで速度測定をしていただきました。
あれ???
ピカラなので、100Mbpsを切るのはちょっとおかしいですね。
S-ONUからWiFiルーターまでのケーブルも新しいものに取替えさせていただきましたが、改善せず。

考えられるのはWiFiルーターの不具合の様です。
一応LAN配線的には繋がりましたので、これでお引渡しさせていただきました。
中継機経由に比べたら、断然早くなっていますね。

はぃ。5万円掛かると言われたLAN配線工事は、半額で収まりました。
この様なLAN配線工事も、お気軽にご相談ください。

2022年5月17日火曜日

9年お使いの壁掛形マルチエアコン室内機を分解洗浄

9年前にマルチエアコンの取替えをさせていただいたお客様のご依頼で、リビングに設置されている壁掛形室内機の取外し分解洗浄にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-402GXAS-W(2012年製) スタンダードタイプです。

室内機3台、室外機1台のマルチエアコンですから、室内機を1台外している間、他のお部屋のエアコンも使えなくなります。(やり方次第では使えますが、工事費が高くなります)
ご了承いただいてポンプダウン(フロンガスを室外機内へ回収)。

室内機を取外してお預かりします。
今回のご依頼は、リビングの1台のみです。

室内機の外装がきれいだったので、そんなに汚れてないのかなと思ったら...(^_^;)
これはなかなか、、、やりがいがあって楽しそうです(≧▽≦)

室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、再取付けにお伺いします。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「うわぁ、かなり汚れてたんですね... ありがとうございます。これで今年の夏は気持ちよく使えます。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2022年5月16日月曜日

リフォームされた分譲マンションでエアコン新設工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取付工事にお伺いしてきました。

今回、エアコン機器はお客様支給品です。

リフォームが終わったところで、まだお引越しは先との事です。
今回はリビングのみ取付けです。

しかしこのコンセントの位置、残念ですね...
穴と同じライン上にあって、位置が低いので、室内機の取付け高さが制限されてしまいます。
もう少し上に上げるべきか、右にずらしてライン上を外してもらいたいものです。
もうどうにもなりませんけどね。

ベランダはこんな感じです。

室外機を置きたい場所には、避難用のハッチ。
「管理人さんはこの上に置いてもかまわないと言われてました」と、お客様。。。

いや。他に避難経路があるのならそれでもいいですけど、どう考えても命を守るための避難ルートを塞ぐとか、殺人的なことはお断りさせていただきます(^_^;)

という訳で、室外機は出窓がありますけど、奥の方まで追いやることにします。
残置されていた配管化粧カバーも新しくするので、撤去しました。

位置決めをして、背面板とMDダクトを設置。
もう少し上に上げたいんですけど、コンセントが...

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

こういうタイトなルートでの右配管接続は、何気に手間と時間が掛かります。

外部配管もスリムダクトで化粧仕上げ。
これまた変な位置に給気口があるんですよねぇ...

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ドレン排水は塩ビ管を使って、排水口まで導きました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「すごぉーい。きれいにしていただいて、ありがとうございます!また何かありましたら、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年5月14日土曜日

10年以上お使いのエアコンが不具合もあり省エネタイプへ取替工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV5622S-W ムーブアイ搭載自動掃除機能付きタイプ霧ヶ峰
三菱電機 MSZ-GV2821-W スタンダードタイプ霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

まずは、リビング・ダイニングに設置されている日立製のエアコン。

まだ動きますが、吹出口のフラップが開きっぱなしです。
見てみると、フラップの根元が割れていました。

内部は黒カビがいっぱい...
2012年製で10年経過しているため修理や洗浄はせず、取替えをご希望です。

お部屋の広さが18~20畳ほどあるところに、10畳用が設置されていましたので、この機会に18畳用をご提案させていただきました。
容量不足のまま使用するとフル運転時間が長くなり、機器の寿命を縮めてしまいます。

室外機周りはこんな感じでした。

作業に掛かります。まずは、既存機の撤去から。
いやぁ、やってますねぇこの業者さん。
ケーブルが短かったんですかね?

室内機を外すと、案の定スリーブが入っていません...

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。
穴の位置が微妙ですね...

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

既存の配管化粧カバーは流用します。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると、電源コンセントの電圧を200Vへ切り替えて試運転を行い、異常がない事を確認して1台目が完了。

2台目は和室です。
富士通ゼネラル製で、2009年製。

同じ工事屋さんの施工の様です。
アース端子があるのに、無視ですか?

室外機の方でもアースを取っていませんでした。

室外機のプラロックは地中に埋まっています...

室外機を外すと案の定、同じ業者さんですね。

貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

こちらも、既存化粧カバー流用です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
プラロックの下にブロックを敷いて、泥ハネ軽減と底板腐食防止を行います。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「きれいにしていただいて、ありがとうございます。これでこの夏は快適に使えます。また他の部屋もお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。