2021年6月19日土曜日

事務所照明のLED化と駐車場照明を人感センサーで自動点滅化工事

同級生の友人から照明リニューアル工事の依頼をもらって、先週の土曜日と本日土曜日の二日間掛けて、計23台の照明器具取替えと、一部人感センサーによる自動点滅化工事に行ってきました。

まず、3階事務所の10台。
FLR32W×2灯用の蛍光灯器具が10台設置されていました。

全撤去しました。

新しい器具を取付けていきます。

取付けが完了すると点灯試験を行い、異常がないことを確認します。
明るさと色具合は、パナソニック製品が一番ですね。

既存機の消費電力は、一台あたり69Wでした。

今回設置したパナソニックのLED器具は、一台あたり31.9Wです。
この部屋だけで一台あたり37.1Wの削減ですから、10台で371Wの消費電力削減になりましたね。

一階の第一応接室は、家庭用のシーリングライトでした。
これもLEDシーリングライトへ取替え。

第二応接室も同じく。

次に地下に駐車場があります。
ここは照度が足りず、奥の方は薄暗い感じでした。

はぃ。こんな感じで、奥まで明るくなりましたね。

それから、階段下のこのスペース。
照明の光が届かず真っ暗だったので、ここに一台照明をご希望。

近くの照明から電源を取って。

一番光が広がりやすい壁面に設置しました。

真っ暗だったデッドスペースが、明るく使用できる様になりましたね。
ここまでが先週土曜日の内容です。

ここからが本日の工事。
事務所の隣にも同じ様に駐車場兼倉庫があります。
こちらの方が少し古く、ちょっと薄暗い感じでした。

器具をLED化するついでに、スイッチでON/OFFしているものを、人感センサーを使って自動で点滅できる様にしてほしいとのご希望です。

地下にアクセスする階段も、スイッチでON/OFFする手間をなくすために自動点滅化します。

まずは既存機を全撤去。

器具の配線経路を調べて、どの器具がどんな感じで繋がっているか確認します。

スイッチのところは、人感センサー点灯と連続点灯の切り替えができる様に、切替えスイッチを増設します。

ここからほとんど一日上向き作業が続きます...

人が通る場所に人感センサーを設置するため、ケーブル保護管を取付けて、ケーブルを通していきます。

車の出入りの時にも自動点滅できる様に、センサー子機も設置。

スイッチ周りはこんな感じで完成。
左側が自動/連続の切替スイッチで、真ん中はセンサーを通さない器具の点滅用、右側は換気扇のスイッチになります。

車の出入り時に感知する人感センサー子機。

階段室へ向かう時や、地下へ降りてきた際に反応する位置に人感センサー親機を設置しました。
荷物を持っていても、スイッチに触れることなく移動ができますね。

階段室の方も。
左にあるスイッチは、少し出っ張っていて邪魔ですから撤去してしまいます。

照明の電源回路から、センサー用電源を取り出します。

降りる際、登る際に反応する位置へ、人感センサーを設置しました。

これで階段も、快適に登り降りができる様になりました。

照度が上がって、薄暗かった駐車場が明るくなりました。

取替えた器具は6台。
一台あたりの消費電力は、85W。

取替えたLED器具は、一台あたり31.9W。
この駐車場だけで一台あたり53.1Wの削減ですから、6台で318.6Wの消費電力削減になりましたね。

計23台、丸二日間掛かりましたが、快適な空間ができあがりました。
「一人で大変やったねぇ。技術を持っとるんはええことよ。頑張りよ。」と、友人のお母様。
「明るくなったねぇ。これで快適に使えるわぃ。ありがとう。」と、友人にも喜んでもらえました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事やLED照明取替えもお気軽にご相談ください。

2021年6月18日金曜日

初めての富士通G DUAL BLASTER nocria エアコン取外し分解洗浄作業

初めてのお客様からエアコン分解洗浄のご依頼をいただき、本日再取付けにお伺いしてきました。

富士通ゼネラル AS-X56H2W(2018年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

今シーズンのエアコン分解洗浄の受付は、現在行っていません。
受付再開は秋頃になろうかと思いますので、何卒ご了承ください。

今回のお客様は、5月末頃にお問い合わせいただきまして、「エアコンが臭うので中を覗いて見たら、カビみたいなのが見えて、エアコンをつける気にならないんです。何日掛かってもかまいませんから、お願いできませんか。」という熱望を受けまして、雨で工事が延期になった時に洗うという事で、仕上がりはいつになるか分かりませんよという事をご了承いただいて、二週間前に取外しにお伺いしていました。

お伺いして愕然としました...
このガンダムチックな外観。
富士通ゼネラルのDUAL BLASTER。
いつかは出会うんだろうなぁとは思っていましたが、この時期にきましたか...(´・ω・`)

フロンガスを回収するためにポンプダウン運転を行う訳ですが、バルブキャップがユルユル...
このバルブキャップ、しっかり締めておかないと、ここからも微量ずつガス漏れが起こります。
量販店施工品ではよく見掛けますね。

さて、取外すのですが、室内機が上の方に取付けられていて作業スペースが確保しにくいです...
量販店施工品は、後のメンテナンスの事なんて全く考えずに設置するので、毎回苦労します。

やれやれです。この室内機、20kgあります。

両サイドにはグニュグニュと動く可動ファンが付いているので、持つところがありません。

なんとか外れました。
頭から湯気が出そうです...

お預かりした室内機を持ち帰って、分解していきます。
あ、分解作業も日中の現場を終えて、疲れ切ったカラダにムチ打っての作業です。

このファン、いったいどうなっでるんですかね?

両サイド合わせての重量が、4kg近くもあります...
なぜそこまでして重くする???

バラしてみました。
なんじゃこりゃ...

薄っぺらいフィルターが、パンチングの内側に入っています。
これ、バラさないと触れません。
ということは、お客様ご自身でホコリの除去はできないという事です。
何考えて設計してるんですかね?

そもそも阿部は勘違いしていました。
両サイドからも冷風や温風が出るのかと思っていたんですが、ご覧の通り、サイドのパンチングのところが吸込口になっている、単純なサーキュレーターでした。
えぇ?必要ないでしょ、これ。
重いだけですよね。
今回、このファンの部分は汚れていないので、掃除機でホコリを除去するだけにしました。

あとですね、両サイドにあんなものが付いてるがために、熱交換器の幅を狭くしないと収まりませんよね。
そうすると熱交換効率を上げるために、熱交換器の厚みを増す必要が出ます。
ここまで分厚くなると、熱交換器が乾きにくくなりますよね。
いつもジメジメ湿った状態が長く続くと、あの異臭が出る様になります。

嫌ですね。
こう言う商品は、大切なお客様にお奨めしたくはありません。

電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
熱交換器が分厚いので、かなり丁寧に洗う必要があります。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、再取付けにお伺いします。
20kgの室内機をエイヤァと掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
今日は朝から雨模様なので、しっかりと真空乾燥します。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「助かりました。お忙しいのにすみません。どうしても中のものを見てしまって、気になって仕方がなかったんです。これで気持ちよく使えます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。