2020年1月13日月曜日

タイル貼り浴室が寒いので三菱バスカラット(乾燥・暖房・換気)新設工事

「うちの浴室、タイル貼りで寒いんです。入院している母親が退院する前に、浴室暖房機を取付けたいんです。」とご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

三菱電機製 V-241BK-RN バスカラット壁掛タイプです。


浴室はこんな感じのタイル貼り仕上げで、結構寒いです。
換気口があるので、暖房だけでなく換気機能搭載機種をお奨めさせていただきました。


外部フードも取替えたいところですが、モルタルで埋められているので、これは流用します。


さて、浴室暖房機は200Vの専用回路が必要です。
既存の分電盤は分岐回路がすべて使われているため、増設が必要ですね。


まずは電源工事から取り掛かります。
和室の押入れの上に点検口があるので、ここから天井裏へアクセスします。


1階の天井裏は上に2階が乗っているため、かなり狭いスペースでの作業になります。


分電盤のところにケーブルが通りました。


浴室の方は外部で電源接続を行うため、外壁へ穴を開けます。


こちらもケーブルが通りました。


ジョイントボックスと配管を取付けて、ケーブル類を収めます。


アース線は地上まで立ち下げて、アース棒を打ち込みます。


分岐スペースがないので、分岐ブレーカーボックスを増設してケーブルを接続。


分電盤周りはこんな感じで完成。


ここからバスカラットの取付けに掛かります。
既存のグリルを外します。


換気ユニットを取付け。


本体を設置。


電源は外部のジョイントボックス内で接続して、完成です。


ブレーカーをONにして。


試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

これでお母様が退院されても、暖かいお風呂で快適にお過ごしいただけますね(*^^*)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。この様な工事も、お気軽にご相談くださいませ(^^)

2020年1月11日土曜日

賃貸アパートで共用するためのEVコンセント増設電気工事

賃貸アパートのオーナー様から、「住人みんなで共用できる様に、駐車場に電気自動車用のコンセントを作ってほしい」とのご依頼で、本日午後からお伺いしてきました。


駐車場に引込計器盤があるので、この付近で取付けやすいところに設置をご希望です。


ボックスを開けて見ると、共用部のブレーカー類が左の方にあります。

単相3線式ですから、200V電源はここから取れますね。

EVコンセントの位置は引込計器盤の側面をご提案させていただき、了解いただきました。


さて、ここに200V用ブレーカーを増設しなければなりません。


一度、分岐ブレーカーはすべて撤去します。


こんな感じで並べました。
狭いスペースなので、ここまでで1時間掛かっています...


コンセント取付けに掛かります。
盤の側面に、ケーブルを通すための穴を開けます。


コンセントを取付け。


ブレーカーへ接続。

コンセント側は弱電スペースになっているため、鉄板のセパレーターを設置しておきました。
しかしこれ、CATVの設備なんですけど、もう少し整然とできませんかね(ー_ー;)

増設した漏電遮断器は、感度電流15mAのものを設置。
主幹ブレーカーより先に遮断する仕組みです。


あとは電圧を確認し、異常がない事を確認してお引渡しです。


アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2020年1月9日木曜日

防犯カメラの映像をネット経由で見るための有線LAN配線工事

昨年11月に防犯カメラを設置させていただいたお客様のご依頼で、有線LAN配線工事にお伺いしてきました。

今回のご依頼は、外出先でもスマホやタブレットで防犯カメラの映像をご覧いただける様に、防犯カメラのモニタとネット回線を繋ぐためのLANケーブルの配線工事です。
防犯カメラは無線式でモニタと繋がっているのですが、建物の構造が複雑なため、モニタはこの位置でないと受信が不安定になります。

この棚の側面へ、LANモジュラ端子とコンセントを増設します。

同じ部屋の反対側にパソコンが置いてあって、ネット回線用のモデムとルーターがあります。
このコンセントのところまで、LANケーブルを引っ張ります。


点検口は建築屋さんが設置してくれました。

パソコン側の天井は斜め天井のため、天井裏スペースはほぼありません。

どうやってパソコン側へケーブルを通すかが悩みどころだったんですけど、天井裏を覗いて見ると電話用の配管が見えました。

100V電源はジョイントBOXがあるので、ここで取れますね。

先ほどの電話用配管はパソコンのところではなく、パソコンを通り越して玄関脇にある弱電BOXに保安器がありました。

ここから光ケーブルが入っている配管がパソコン側まで伸びているので、ここを経由すれば斜め天井のラインは難なく通りそうです。
距離は長いですけど...

さて、その電話用配管の行き先が気になるので調べて見ると、リビングのテレビ脇にありました。

お客様:「あ、ここまで配管が来てるという事は、ここへもLANケーブルが引けるということですね?できるならここへも追加でお願いします。」
という事で、仕事が増えました(^_^;)

しかしパソコン~弱電BOX~点検口~テレビ脇まで、40mほどあります...
点検口のところで、配管をカット。
一番距離の長いリビング側から通して行くことにします。


一度電話線も抜いて、LANケーブルと共に入れ直します。
えっちらおっちらと引っ張って、なんとか通線できました。


LANモジュラ端子を取付けておきます。


次に、点検口~弱電BOXへと通して行く訳ですが、ここからはリビングのLANと棚に付けるLANと、既存の電話線の3本を共に入れていきます。

お客様もこういう作業はお好きな様で、阿部が引っ張っている間、反対側から押し入れていただけたので、難なく通線完了。

弱電BOXを経由して、パソコン側へLANケーブル2本を通していきます。


このルートが一番キツかったです。光ケーブルが入っているので。


パソコン脇にLANモジュラ端子を2個取付けました。


さて、棚の方へ取り掛かります。


まずは棚の中へケーブルを引き込むため、天面へ穴を開けます。


棚の側面を開口。


この位置へこんな感じで取付けました。


棚の内部はこんな感じです。


モールボックスを内側に設置して、側面のコンセントが飛び出ない様にしました。


棚の内部にもコンセントとLANモジュラ端子を設置しています。


これはお客様のご希望で、内部で使う時は側面のLANモジュラは使わないので、ここで抜き差しして使える様にしています。


あとは、敷設したケーブルに異常がないか確認。


棚側異常なし。


モニタを接続して確認OK。

ここは後ほど、お客様が棚を作られるそうです。

テレビ脇もチェックして異常なし。


これでテレビもネットに接続できて、YouTubeもご覧いただける様になりました。

「いやぁ、これで永年の懸案だったのが解決できました。棚のとこなんかキレイに仕上げてもらって、これぞ阿部さんの施工って感じで良かったです。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研では、この様なネット・通信系の工事もお引き受けできます。
お困り事などありましたら、お気軽にご相談ください。