2019年9月5日木曜日

リフォーム中の住宅で地デジアンテナ新設工事

今日は午後からアンテナ工事にお伺いしてきました。

地デジのみ、UHFアンテナ壁面取付けです。


こちらのお宅は現在リフォーム中で、古いお付き合いの大工さんからのご依頼で、2週間ほど前から、合間を見て電気工事に入っています。

土壁仕様で、かなりの年数が経っている建物です。

分電盤容量も全然足りないので、専用回路もかなり増設しています。

この辺の電気工事の話は、完成後にまたまとめてBlogに書きますね。

とりあえず、本日行ったアンテナ工事の模様を。

リフォームだったら既存のアンテナがあるか、CATVとかが入ってるんじゃないのか?って思いますけど、こちらのお宅ではアンテナ設備は一切ありませんでした。
電気工事を行っていて、「あれ?テレビはどうするんですか?」ってお聞きしたら、「あ、そうやねぇ。テレビもできるん?いっつも隣の家にテレビ見に行きよったんよ。こっちで見れたらええねぇ。」...(^_^;)隣の家???

同じ敷地内にもう一軒ご自宅がありまして、そちらはアンテナ設備がありました。
そちらから分岐も考えましたけど、「こっちはちっちで新しいの建てたらええわぃ。」との事で、アンテナ工事もご依頼いただいた次第です。

では作業に掛かります。
実はこの辺、アンテナ受信では苦労する地域です。
松山本局の方向には、マンションが立ち並ぶエリアなんです。

付近の屋根上を見ると、結構アンテナを建てているお宅が多いので、「いけるだろう」という軽い判断でスタートです。

建物が古いので、屋根上には上がりません。
壁面金具を使っての施工となります。


ポールを立ち上げ、UHFアンテナで松山本局を狙います。


13ch(NHK Eテレ)は、こんなものかなって感じのレベルです。


16ch(NHK 総合)で、うわっ...ってなりました... かなりレベルが低いです(´;ω;`)


エラーも出て、かなり厳しいです。

何度も受信角度の微調整を行いましたが、他のチャンネルも問題なく受信できる角度にすると、16chが落ちます...
仕方ないので、とりあえず全体的にレベルが落ちても、16chはギリギリいけるところで固定し、後はブースターで微調整していきます。

ブースター本体はメンテナンス性も考慮して、天井裏へ設置しました。


まだ室内はリフォーム中なので、各部屋へ引っ張っておいた同軸ケーブルの末端で、レベルを測定しながら、ブースターの出力を調整しいきます。


13chは、いい感じにきました。


16chはやっぱり低めですが、十分なレベルまで上がりました。


レベルだけ上がってもエラーが出れば、テレビは映りません。
が...ブースターで出力を上げる事によって、エラーが消えました!

これでなんとか全チャンネルご覧いただく事ができる様になりました。

一時はどうなることかと思いましたけど、上手くいって良かったです。
電波は、やってみないと判らないところが難しくもあり、楽しくもありますね。

さて、リフォームが進んでいますが、いつ完成なんでしょう?(^_^;)
結構、大工さんに急かされたんですけど、大工さんが...(´;ω;`)
まぁ、完成したらまたUPさせていただきます。

アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2019年9月3日火曜日

隠蔽配管のビーバーエアコンを既存配管流用で三菱霧ヶ峰へ取替工事

天気がいい日が続いているので、大変お待たせしておりますエアコン工事にお伺いしています。
今日は、いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2519-T(ブラウン色) 霧ヶ峰標準タイプをお買い上げいただきました。


既存機は三菱重工製ビーバーエアコン。

盆休み明けにご連絡いただきまして、「また古いエアコンが故障したようで、対応をお願いします。不幸中の幸いで故障したエアコンは生活必需の部屋ではないので、予約順に関わりなく他のお客さんの切羽詰った居室を優先してからでかまいません。」との、ありがたいお言葉をいただきまして、取り急ぎ現地調査にお伺いしていました。

運転開始するとエラーランプが点滅し、冷えないそうです。
暖房時期は使えていた様ですが、この夏使おうと電源を入れるとダメだった様です。
恐らく電気系統の不具合だと思いますが、1991年頃の製品なので28年ですか...
修理は無理なので、取替えでご依頼いただきました。

こちらのお宅、エアコンはすべて隠蔽配管で、裏の方へ室外機がまとめられています。


毎回の事ですが、こういう風にぴっちり配管接続は、取替えの時に余計な手間が掛かるんですよね。
余長が無いので、溶接延長しなければなりません。


調査にお伺いさせていただいてから、雨の日がずっと続いていたのと、他の工事予定が流動的だったため、かなりお客様に甘えさせていただきましたが、やっと本日お伺いすることができました。

早速作業に掛かります。
まずは、既存室内機を撤去します。
隠蔽配管なので、壁からちょろっと冷媒配管が出ています。

通常の隠蔽配管はですね、左側の冷媒配管とまとめてドレン管も処理するんですけど、タマにこういう施工に当ります。
ドレンだけ右側...

この施工ですね、ドレンの方が低いのなら「まぁいいか」って感じなんですけど、ドレンの方が高い場合が多いです。

何を考えてこんな施工してるのか、意味がわかりません。

地球には重力があります。
水は高いところから低いところへ流れていきますね。
ドレンを下げるしかありません。

簡単に切ってる様に見えるでしょうけど、かなり神経使って切断しないといけません。

こんな感じで、室内機のドレンホースを差し込んでおきます。


やっと室内機の取付けに掛かれます。
位置決めをして、背面板を取付けます。

既存配管はなんとか長さが届くので、新しいフレアナットを取付けて、フレア加工を行います。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室外機側の配管はまったく長さが足りないので、溶接延長します。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成です。

泥ハネ軽減のため、プラロックの下にブロックを敷いています。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「きれいに取付けてもらって、ありがとうございます。また他の部屋もそろそろ順番に壊れていくと思うんで、またお願いしますね。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2019年9月2日月曜日

28年目?の霧ヶ峰をムーブアイ搭載霧ヶ峰へ取替工事

やっと雨が上がりましたね。
今週は天気が良さそうなので、お待ちいただいていたエアコン工事を入れていきます。
今朝は、いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 ムーブアイ搭載霧ヶ峰 お客様支給品です。


既存機も霧ヶ峰でした。

年式が書いてなかったので、品番で調べてみると、1991年製!
28年もの間、元気に動いていたんですね。
今年、室外機が動かなくなってご臨終だそうです...

室内機は2階。室外機は地上置き。
スリムダクトは既存流用ご希望です。


室外機もなかなかの懐かしさを感じるフォルムです(^_^;)


ちょっと気になったので、室外機の後ろを覗いて見ると... 通気口の前に置かれています。

これはちょっと移動が必要ですね。

作業に掛かります。
ハシゴを使って撤去していきます。


まぁ珍しくもありませんが、配管穴にパテ無し、スリーブ無し、ここが永年通気口になっていた訳です。

こういう工事をする業者さんが、同じエリアで作業している事が悲しいです。

室内機も撤去しました。


この穴の位置...
左に鉄骨、右にブレース。
室内機をもう少し下げれば、穴も開け易かったろうにって思いますね。


ブレースのせいでかなり入れにくかったですけど、気密性確保のため貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

既存穴の位置が高いので、かなりやり辛いです...

配管穴にはしっかりとパテ埋めをして、小動物の侵入も防止。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


既存機はプラロックでそのまま地上置きにされていたので、泥まみれでした。


今回はプラロックの下にブロックも敷いて、泥ハネを少なく、下部腐食を遅らせる様にしました。

通気口も避けて、元の位置から右へ移動させています。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「お忙しい時期にお願いしてしまって、すみませんでした。キレイにしていただいてありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2019年8月31日土曜日

18年使用した分電盤を感震ブレーカー搭載の新しい分電盤へ取替工事

業務受付お休み中で、誠に申し訳ございません。

この一週間、阿部は何しよったんぞって言う話ですが、週中頃のドシャ降りの雨の二日間は、リフォーム中のお宅で、鼻の中までまっ茶色になる土壁の土埃が舞う中で電気工事をして、週末三日間はコチラのお宅の浴室リフォームに伴う工事で、電気温水器からエコキュートへ取替える工事に入り浸りでした。

とりあえず先行工事として、電気温水器撤去、配管取り回し、コンクリート基礎造りをしていました。
まぁまぁ大変な事になりましたが、そちらの話はエコキュート完成時にBlogに掲載させていただきます。

で、本日は、そのエコキュート取替えに伴う工事で、分電盤の取替えを行いました。


「分電盤なんかそのままでいいじゃない」って思うでしょうけど、ちょっといろいろありまして。
左が既存分電盤です。

その隣に電気温水器のブレーカーと、太陽光発電システムのブレーカーが、別々のボックスで設置されていました。

実はですね、下見にお伺いした際に阿部がパネルを開けると「パキっ!」と言う音がして、パネルを支えている根元が割れてしまいました...(´・ω・`)

お客様:「あ、いいですよ。もともと調子悪かったし。」

いや、パネルだけ取れると思いますから調べてみますね。

お客様:「そう言えば、前に阿部さんにEVコンセント増設してもらった時に、使えない回路がありましたよね。」

あ、そうですね。ありましたありました。

この部分、ブレーカーを差し込んで止める部分の樹脂が劣化して割れていたんです。
ブレーカーがグラグラするので、ここは空きにしていました。

今回、エコキュートに取替えるので、右側の大きな40Aのブレーカーは必要なくなり、20Aになります。
これを分電盤の中に納めてもらいたいと言うご要望と、浴室リフォームと同時に洗面所に暖房機を設置するため、ブレーカーの増設も必要です。

と言うことで、「18年使ったし、ブレーカーの数も足りないんで、この際に取替えてください。」とご依頼いただきました。

まずは既存の分電盤を撤去。

外してビックリです...
これ、新築時に、クロス貼る前に分電盤取付けたんですね...(´;ω;`)
酷いもんです。どういう工程の組み方してるんですかね。

仕方ありません。作業を進めます。
新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。


電気温水器のブレーカーのあったところの穴は、とりあえずカバープレートで塞ぎました。

近い将来、太陽光発電システムを撤去されるそうです。
その際に、右側の太陽光用ブレーカーと、パワーコンディショナーも撤去されるので、それらを撤去した後にクロスの貼り替えをお奨めさせていただきました。

「おぉ。新しい分電盤かっこいいですね。これで安心して使えます。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

今回の分電盤には感震ブレーカーをお奨めさせていただき、搭載させていただきました。


「感震ブレーカー」は、地震の際に主幹ブレーカーを強制的に遮断して、通電火災を防ぐものとなります。

3分間は、深夜でも安全に避難できるために設けられています。
地震後停電になって、この機能が働かなくなった場合でも、復電後3分間経過して強制的に遮断されるので、避難して誰も家に居なくても通電火災が起きないというスグレモノです。

阪神淡路大震災の際に大きな被害をもたらしたのは、「火災」です。
ガスや灯油が原因と思われがちですが、その火災の「着火原因」の約60%が、みなさんが安全と思われていた「電気」なんです。
いわゆる「通電火災」と言われるものです。
通電火災について書き出すと長くなるので、ぜひ検索して調べてみてくださいね。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
また、防災に詳しい防災士がご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。